商品コード:1157-024b[Club National de Disques] J.ペルレア指揮ウィーン・プロ・ムジカo. / モーツァルト:序曲集/魔笛, ドン・ファン, イドメネオ 他全10曲
商品コード: 1157-024b
商品詳細:1900年にルーマニアのオグラダにてルーマニア人の父とドイツ人の母の間に生まれたイオネル・ペルレア(1900~1970)は、10歳でドイツ・ミュンヘンに越し、地元の音楽高等学校で作曲を学ぶ。大戦後は活動の場をイタリアに移した。聖チェチリア管との共演を聴いたトスカニーニはペルレアの才能を認め、スカラ座への頻繁な客演を行う。更に1950年にはNBC交響楽団とメトロポリタン歌劇場にも客演。終焉の地となるニューヨークとの縁が始まる。以後アメリカでの活躍が主となりVOXと契約。1957年には心臓発作と脳卒中で倒れて、半身不随となったが、意欲は衰えず、着座して左手だけで指揮。マンハッタン音楽院でも教鞭を執り、その時の愛弟子が飯守泰次郎である。トスカニーニの助手としてトスカニーニが亡くなるまで親交を持った。ベートーヴェンの交響曲では1/4/7/8番の4曲を担当した重鎮である。モーツァルトの交響曲も数曲あり、なかなかの出来栄え。日本では無名に近いがホーレンシュタインと共にVOXを背負った指揮者だった。このモーツァルトの序曲集では10曲を収録。全てこのLPの為の録音である。オケはウィーン・プロ・ムジカo.の表記だが覆面オーケストラで実態はウィーン交響楽団(ウィーンso.)の変名。契約の関係で正式な名称が使えなかったらしい。ペルレアもまた同じルーマニア出身の大物コンスタンティン・シルヴェストリに似た爆奏を好んで行う指揮者。但しペルレアはここでは意外なほど落ち着いた演奏に徹している。センス良くスタイリッシュでさらりと然も濃厚に仕上げた。よく弾みテキパキと早いテンポを刻むスタイルはまさにモーツァルトにぴったり。
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