商品コード:1170-045p[DISCOCORP] C.ハスキル(pf) / ハスキル・リサイタル・1953/バッハ, スカルラッティ, ベートーヴェン, シューマン, ドビュッシー, ラヴェル 他
商品コード: 1170-045p
商品詳細:1953年11月4日ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトのルートヴィヒスブルク城で開催されたリサイタルで演奏された作品を一部収録したもの。このLPから漏れた曲は数曲あるが多くはない。リサイタルの前半は、バッハ、スカルラッティに続くベートーヴェンの最後のソナタ。後半はシューマン、ドビュッシー、ラヴェルと、更に多彩な作品が選ばれておりハスキルの自信を感じさせるプログラムを南西ドイツ放送曲(SWR)の所蔵テープからそっくりLP化したものらしい。製作はライヴ音源などの製作を専門とする米国のレーベルDISCOCORP。ワルター協会として日本でも知られるレーベルとグループ会社である。ドイツの放送局所有の音源だがDISCOCORPが購入した為、欧州の他のレーベルからは出ていいない。この時クララ・ハスキル(1895-1960)は58歳でPHILIPSと契約してまだ3年目でリリースしたLPはまださほど多いわけではなかったが、長い間埋もれたままになっていた才能が突然世に知られることとなり、本人は突然の演奏依頼に忙しくなり始めた頃だろう。ルートヴィヒスブルク城で開催されるルートヴィヒスブルク・フェスティバルは1932年から始まり毎年5月から7月にかけて行われて現在でも継続している音楽祭である。その1953年の回にハスキルは出演し、リサイタル形式で演奏を行った。地元の放送曲である南西ドイツ放送曲(SWR)がテープに録音していたのをDISCOCORPが見つけたのだろう。音源を買い取ったらしく、自社のみで1983年に単独リリースした。このレーベルは作りが簡素なことで知られ音質も評判が良いわけではない。この音源は通常楽しむ為には悪くないレベルのクオリティはあるので我慢して聴くということはない。全てソロで選曲も録音したことのない曲ばかりである。バッハのトッカータから始まる力強いピアノは流石58歳のハスキルが居る。全編を通じて楽しめるライヴ録音である。初入荷の希少タイトル!最期の2分ほどのトラックでアルフレッド・コルトーが賛辞を贈っている(演奏ではなく語り)。
.ハスキルの在庫一覧へ