作品名：グラナドス:ロマンティックな情景, オスカル・エスプラ:スペインのソナタ Op.53, ロドリーゴ:3つのスペイン舞曲

レーベルタイプ：金/黒モザイク, 5時にnew york U.S.A., グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:DL 9831, Price Code:なし, Rights Society:記載なし, (P)なし, スタンパー/マトリクス:MG 4568 T5/MG 4569 T6 (ラウンド中文字スタンパー・米DECCAタイプ), 米DECCA規格モノラル製造を示すMG***で始まりレコード番号を含まない専用マトリクス使用, 補助マトリクス:A1/1A1, 再補助マトリクス:なし, カッティング担当者:不明, 1950年代製造のスタンパーによる1958年頃製造分, 米国では1955年頃初リリース(レーベル不明), モザイクなしレーベル存在するか不明, これより古いレーベル存在するか不明, 最古レーベル・最厚プレスではないと思われる, 更に古いマトリクスは存在する, RIAAカーヴであると思われる, ステレオ存在せず, 米DECCA音源の米DECCA製作プレス, カッティング担当の前任者:不明, 工場:不明, 第2版と思われる, 2nd issue

ジャケット：表クロス厚紙, Gold Label Series, 表記されたジャケット番号:DL 9831, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・白背景), ジャケ裏文字:あり(英語解説と英語タイトル), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが米国では当ジャケットであると思われる), 写真撮影者:不明, 原画/被写体:Diego Velázquezによる絵画「A Garden At The Villa Medici, Rome」The Prado Madrid所蔵とタイポグラフィー, デザイン:Erato Group, ライナーノーツ:Harry Halbreich, 製作:Decca Records, Inc.., 印刷:記載なし・米国製, オリジナル又は近いと思われる, original in U.S.A.

トピックス：1955年4月ニューヨークでのモノラル録音, 録音詳細不明, 1955年Decca Records, Inc..によりコピーライト登録・同年米DECCA:DL 9831にて初リリース, フランスでは1955年頃Compagnie Internationale des Disques(CID):?でリリースされたと考える, ラローチャのデビュー録音に近い, 同時期に米DECCAにLP4枚程度存在すると思われる, HISPAVOX以前の最初期録音, 当社初入荷分の希少タイトル・ギガレア盤, これは1950年代後期製造の盤と思われる, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細：これはHISPAVOXでスペインPf作品集Vol.1-9が始まる以前のニューヨークでの米DECCA録音である。1955年のラローチャのデビューに近い録音。てっきりラローチャのデビュー録音はHISPAVOXとばかり思っていたがそれは思い込みだったらしい。これ1枚だけでなく米DECCAには少なくとも4枚のスペイン作品の録音がある。米DECCAが米国にスペインのピアノ作品を紹介するにあたり、当時まだ31-2歳のラローチャにオファーしたということだろう。1955年という時代のスペインに、これだけのレベルを以て国際舞台に上がれるピアニストは他に居なかったのだろう。ラローチャが1950年代初頭の時点でいかに国際的な評価を得ていたのかが分かる事実である。5歳で初舞台を踏んだというから、その実力と腕前は間違い無いだろう。同じ時期にロドリーゴ、グラナドス、モンポウ、トゥーリナなどの作品数曲を録音しており、米DECCAには4枚のLPがあったと思われる。31-2歳とは思えない落ち着いて堂にいった演奏である。初めて聴いた人は相当のベテラン音楽家と思ったに違いない。興味のある方は是非聴いていただたい。ラローチャが世界に羽ばたいた最初の空気感を感じられるはずである。

ラローチャの在庫一覧へ