商品コード:1189-002[Club Mondial du Disque] V.アップルトン, M.フィールド(pf) F.ブリーフ指揮キャッスルヒル祝祭o. / バッハ:2Pf協奏曲1番B.1060, 2番B.1061
商品コード: 1189-002
商品詳細:米国PERIOD音源のフランス盤と思われる。チェロのシュタルケルがボッケリーニ/モーツァルトの協奏曲を入れたPERIODのLPが同じCastle Hill Festival Orchestraと記載されていた。キャッスル・ヒルはオーストラリアに存在する地名だが米国でもキャッスル・ヒル音楽祭なるフェスが存在したのかは不明。米国録音と思われる。ピアノのヴェラ・アップルトンは米国国籍の女性ピアニスト、マイケル・フィールドはアメリカのフードライター兼評論家。彼はキャリアの初期にはコンサートピアニストで、1964年から亡くなるまで、料理及び音楽教師としての仕事に専念しなながら、ヴェラ・アップルトンと「アップルトン&フィールド」というピアノ・デュオを組んで演奏活動をしていたらしい。録音は米国PERIODとVOXに数点残されている。何れも1940年後期から1950年中期迄でその後は録音が見られない。指揮者のフランク・ブリーフに関しては全く不明。このLPは唯一のバッハ録音。他にはストラヴィンスキーの協奏曲集、ショパン/バッハ/リストなどを含むピアノ・デュオ作品集などがあるらしい。古い録音なので時代考証などはなっていないが、1940年後期から1950年中期にかけて米国で人気のあったピアノ・デュオだったことは確かである。米国に於いてもこのような古い時代からバッハの協奏曲が録音されていたことに驚かされる。Club Mondial du Disqueはフランスで米国マイナー音源の出口の役割も果たしていて、当時では考えられなかったフランス・プレスで聴くことができる。良し悪しは別として歴史的な価値は十分にある。ソロ・ピアノは確かに上手いと感じる。
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