商品コード:1198-019pb[TURNABOUT] G.ノヴァエス(pf) / シューマン:交響的練習曲Op.13, 幻想小曲集 Op.12
商品コード: 1198-019pb
商品詳細:ギオマール・ノヴァエス(1895-1979)はブラジル生まれの女性ピアニスト。20世紀の最も偉大なピアニストの一人に数えられている。1909年14歳でパリ音楽院においてイシドール・フィリップに師事。同年パリ音楽院の外国人枠が2名しか空きがないところに、志願者が387人も殺到した中での快挙であった。1910年シャトレー管弦楽団とパリ公式デビューを果たした。1915年にエオリアン・ホールにおいて米国デビューを果たした。まだ19歳のことである。「ニューヨーク・タイムズ」紙の評論家リチャード・アルドリッチは「神に愛でられたピアニスト」と名付けた。ノヴァエスの音色や繊細な調子は、19世紀ロマン派の偉大なピアニストを連想させる。演奏技巧はしなやかで、頑張りを必要としていないなど無理のない自然体を奇跡的に会得したピアニストだった。録音はショパンが多いが、レパートリーは広範囲でベートーヴェンやシューマンなどを好んで演奏した。1920年代にはピアノロールへの記録だけでなく、RCA社に沢山のSP録音を残したが、最も精力的に録音したのは1950年代にVOX社に在籍した時期である。ショパンを得意としたが、シューマンのソロ作品も3枚はリリースされており、協奏曲の録音もある。ノヴァエスのシューマンはドイツ系ピアニストとは根本的なアプローチが異なり、ラテン系ピアニストと共通する明るく軽快なスタイルが特長。暗調なフレージングにさえ愉しみを感じられる。シューマン嫌いの方は是非試していただきたい。ノヴァエスの演奏に共通する明瞭で美しい音色はここでも十分に発揮され、ピアノの持つ表現力の大きさを改めて教えてくれる。勿論曲が持つ深い味わいをしっかりと表現してくれるピアニストである。
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