商品コード:1200-015p[MUSIDISC] H.ボッシ(pf) / シューベルト34の感傷的なワルツ Op.50 D.779, Pfソナタ13番Op.120
商品コード: 1200-015p
商品詳細:イレーヌ・ボッシ(1917 - 1990)はスイス・ローザンヌ生まれ。Wikipediaではエレーヌ・ボスキとしているがローザンヌがフランス語圏であること、名前のHélène がフランス的であること、そしてボスキがイタリア読みであることから判断して両親がイタリア人でその苗字を堅持してない限りボスキはないと思われる。当社でも一時ボスキとしていた時期はあるがフランス読みでイレーヌ・ボッシ以外にないことから当社ではイレーヌ・ボッシで統一した。ボッシは、エコールノルマル音楽院でイヴォンヌ・ルフェビュールに師事し、アルフレッド・コルトーの薫陶も受けた。演奏活動と教育活動を並行し、1952年にはアントニオ・ソレールのソナタ集を録音してフランス・ディスク大賞を受賞している。1955年から1965年までフランス国営放送の専属のピアノ奏者として活動。クララ・シューマンのピアノ作品および室内楽の録音を残したほか、1976年にツヴィッカウ市からロベルト・シューマン賞を贈られるなどしている。東はSUPRAPHON~フランスレーベルまで恐らく10以上の異なるレーベルに録音がある職人のような女性ピアニスト。非常に録音の多いボッシだがLe Club Français Du Disqueに数点の録音があり、これはその再版である。SUPRAPHONにも1963年頃シューベルトの録音があるが曲が異なる。ボッシはバロックから現代まで幅広いレパートリーを持っている。1950年代から多くのレーベルに入れているので体系をまとめることは困難だろう。ボッシのシューベルトは丁寧な表現でロマン的な雰囲気も上手く引き出している。フレンチスタイルに近く、そこにややドイツ風のかっちりした要素が混じる独自のものがある。音色の使い方がうまく、綺麗な音を出す。テンポは遅めに取り穏やかな雰囲気を出す。ボッシのピアノには安心感があり、クセが少ないのでいつ取り出して聴いても、満足を与えてくれるピアニストであろう。
ボッシの在庫一覧へ