商品コード:1202-017p[La Voix De Son Maître] A.v.バレンツェン(pf) / ショパン:幻想曲Op.49, 夜想曲第7番 Op.27-1 他 , リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」 他
商品コード: 1202-017p
商品詳細:アリーン・ヴァン・バレンツェン(1897-1981))はベートーヴェンのソナタなどで2000年に入ってから知られてきたピアニスト。アメリカで生まれパリ音楽院でロンらに学んだ後、ウィーンでは晩年のレシェティツキにも学んでいる。その後ベルリンでドホナーニなどにも学び、パリ/リスト/レシェティツキの3つの系譜をミックスした独自の世界を持ってる。それが超絶技巧に支えられていることも近年理解されつつある。パリ音楽院のフレンチ・スタイルに独自に編み出されたタッチが加わりバレンツェン独特のピアニズムが創造されている。ヴィラ・ロボスとバレンツェンは実演で多く共演しており、ヴィラ・ロボスが認めた数少ないピアニストである。バレンツェンは隠れた超絶技巧の持ち主でもあったことがリスト:エステ荘の噴水で証明されている。彼女は人並外れたロシア人並みの技巧を最低必要な時にしか出さない。べートーヴェンは特にそうであった。できるだけパリ音楽院系の優雅な音で攻めてくる。そして難所が来ると超絶技巧と馬力で楽々と分かり易く、然も鮮やかに弾き切る。本物の名人にしかできない芸当である。基本ベートーヴェン弾きであるが、意外にもレパーリーは広く、ショパンの録音もある。これはA面にショパン5曲、B面にリスト3曲を配した非常に希少な1枚。中でも注目のショパンはパリ音楽院スタイルが濃厚なサロン的雰囲気が上手く功を奏して、くどくはないがそれなりに気分を盛り上げる。副題の付いた4つの小品はコルトーの影響も感じる濃密な空気感が漂う、ヴィルトゥオーソ的な演奏。B面のリストには「エステ荘の噴水」で見せたような技巧も織り交ぜつつもやはり落ち着いた演奏を聴かせる。当社初入荷のギガレア盤!
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