作品名：クレメンティ:ソナタ集/Pfソナタ 嬰ヘ短調Op.25-5(ロンドン版), ソナタ イ長調 Op.13-6(ロンドン版) | ソナタ ヘ短調, 12のモンフェリナス Op.49～3曲

レーベルタイプ：【ベルギーでのオリジナル】---白青輪地図, 12時にMade in France, グルーヴガード厚手, Rights Society:DP, (P)1973, Price Code:C, スタンパー/マトリクス:XPARTX 71511 21/XPARTX 71512 21 (ラウンド小文字スタンパー・Pathéタイプ), ALPHAステレオ製造を示すレコード番号を含まないベルギー専用マトリクス使用, 補助マトリクス:ラウンドMスタンパー・M6 288700/M6 288701, 再補助マトリクス:なし・パテキュラーは本体として使用, 面割マトリクス:195A/195B, 1970年代のスタンパーを使った1973年頃製造分, 2種併存のPathéプレス, ベルギーでこれより古いレーベル存在せず, ベルギーで最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在しないと思われる, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, ALPHA音源のALPHA製作プレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou(フランスへの製造委託分), オリジナル, original

ジャケット：【ベルギーでのオリジナル】---両面コートペラ, Gravure Universelle, 表記されたジャケット番号:DB 195, Price Code:なし, 背文字:あり(黒色・薄クリーム背景・上下絞り), (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないが当ジャケットである), 製作:Disques Alpha Brussels , 印刷:不明・ベルギー製, これより古いタイプ存在せず, オリジナル, original

トピックス：1973年又はそれ以前のベルギーでのステレオ録音, 録音技師:Klankstudio Steurbaut, プロデューサー:不明, 1973年頃Disques Alpha Brusselsにてコピーライト登録・同年ALPHA:DB 195(当装丁)にて初リリース, 入荷は多くない, レーベル記載でソナタ・イ長調とソナタ・ヘ短調の両方が Op.13-6(ロンドン版)なので何方かが誤植と思われる, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細：イタリアの鍵盤奏者ルチアーノ・スグリッツィ(1910-1994)はチェンバロ演奏が多い為チェンバロ奏者と思われている節があるがピアニストでもある。チェンバロ奏者としての方が有名だがピアノでも数点のイタリア作品を録音している。主にERATOにピアノでの録音が多いがALPHAレーベルは珍しい。ここでは通常のモダンピアノを使い、イタリアの作曲家クレメンティ( 1752 - 1832)のソナタ3曲を録音している。クレメンティは約100曲のピアノソナタを残しており、とくに1780年代にウィーンとロンドンで書かれたソナタは古典派音楽の交響的ソナタとしてベートーヴェンの先例をなす。但し録音は少なく、H.ボッシ、D.ラヴァル、V.ホロヴィッツ、A.B.ミケランジェリなどが僅かな録音を残しているだけでLP丸々クレメンティ曲集というものはあまりないのが現状。中でもスグリッツィはクレメンティを得意とし、ERATOにも1968年頃1枚ソナタ集がある(フォルテ・ピアノ使用)。ALPHA録音はERATOの後になる1973年頃の録音。クレメンティのソナタを最初に全曲録音したピアニストはピエトロ・スパダ。ベートーヴェンは、ピアノ曲に関してはモーツァルトの作品よりもクレメンティの方がピアニスティックで素晴らしいと評価している。 知られざる名曲なのである。クレメンティの弟子に夜想曲の創始者として知られるジョン・フィールドがいる。ピアニストのスグリッツィ云々という以前にクレメンティの録音が少ない点からこのLPはクレメンティ・ソナタ集の決定版の一つであることは疑いのない事実である。ERATO録音をお持ちの方ならお分かりだろう。なかなか良い曲であることは確か。ご興味のある方の期待を裏切らない1枚!

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