商品コード:1212-014p[L'OISEAU LYRE] A.バルサム(pf) / ハイドン:Pfソナタ集1~3
商品コード: 1212-014p
商品詳細:アルトゥール・バルサム、1906年ワルシャワ生まれのモーツァルト弾き。1950年代初期からCHS系レーベルにモーツァルトの協奏曲を録音。その後もクロールやミルシテイン、フックス、ゴールドベルク等とデュオを組む。ソロで注目されることは少なかった。これは1959-62年の全集録音の一つ。LP9枚で発売された。あまり知られていない。伴奏者の本分とも言える勝手な解釈の無いスタイルの為か?確かに自由闊達な演奏ではないが、最も安定し信頼に足る、確かで安心の演奏をしている。どうやらモーツァルトとハイドンのソナタ全集はL'OISEAU LYRE録音ではなく、米国サンフランシスコでの録音でMusical Heritage Societyがオリジナルらしい。ハイドンはMusical Heritage SocietyでVol.1~Vol.15のバラ15枚で発売されたらしい。しかし英国L'OISEAU LYREからはVol.1~3の3枚しか出ていないと思われる。英国側が販売成績を見てVol.4以降の発売を見送った可能性が高い。英国のピアニストが英国で行った録音ならそのようなことはありえないが、音源購入の場合、十分にあり得る話である。15枚というのはボリュームが大きすぎたのだろう。アルトゥール・バルサム(1906-1994)はベルリン高等音楽学校でシュナーベルに師事、1930年のベルリン国際ピアノ・コンクールで優勝し、ドイツで名声を得るが、ナチスが台頭するといち早く米国に移住する。独奏者として活躍するかたわら、ゴールドベルク、フックス、フランチェスカッティ、モリーニ、ミルシテイン、スターンらと共演し、名伴奏者として名を成した。さらにイーストマン音楽学校ほかで教鞭をとり、アックス、ペライアを含むアメリカのピアニストたちを育てた。基本、米国で活躍したピアニストである。ハイドンのソナタ名は旧番号(ランドン版)。尚バルサムは1957年ころ米Washington Records にモノラル旧録音があるが曲数は不明。
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