[DGG] C.フェラス(vn) J.C.アンブロジーニ(pf) / Vn小品集/アヴェ・マリア, トロイメライ, 愛の喜び, 愛の悲しみ, タイスの瞑想曲, ユモレスク, ホラ・スタッカート, インド人の歌 他全15曲

[ 1214-064c ] Christian Ferras, Jean-Claude Ambrosini ‎– Les Grands Classiques Du Violon

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商品コード: 1214-064c

作品名:Vn小品集(全15曲)/クライスラー:愛の喜び, 同:愛の悲しみ, シューベルト:アヴェ・マリア, クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ, メンデルスゾーン(クライスラー編):無言歌~「5月のそよ風」, ディニーク:ホラ・スタカート, ドォルザーク(クライスラー編):ユーモレスク | クライスラー:ウィーン奇想曲, マスネ (マルシック編):タイスの瞑想曲, シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナーデ, フォーレ:子守歌Op.16, R.コスサコフ(クライスラー編):歌劇「サトコ」~インドの歌, サラ・サーテ:アンダルシアのロマンスOp.22-1, ファリャ(クライスラー編):歌劇「はかなき人生」~スペイン舞曲1番
演奏者:C.フェラス(vn)J.C.アンブロジーニ(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:DGG
レコード番号:2538 016
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでの再版】---黒/銀内溝, PRIVILEGE, 9時にMade in France, グルーヴガード, 表記されたレコード番号:2538 016 , Price Code:なし, Rights Society:SACEM, (P)1968(刻印は1969), スタンパー/マトリクス:135133 S=4 320/00 135133 S2 Ⓟ1969(ラウンド小文字スタンパー・ERATO/PHILIPSタイプ), 仏DGGステレオ製造を示すDGG***で始まる専用スタンパー使用, 補助マトリクス:C1/16 4F9 ◇Z, 再補助マトリクス:1.2/A1, 1969年6月/1969年6月製造のスタンパーによる1973年頃製造分, 独・仏初期プレスは135 133の初期番号が存在する, フランスでは土手付きチューリップレーベルが存在する, フランス最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在する, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, DGG音源の仏DGG制作ERATO/PHILIPSプレス, フランスでの再版, re issue in Fr.
ジャケット:【フランスでの再版】---見開両面コート, PRIVILEGE, 表記されたジャケット番号:2538 016 Gravure Universelle, Price Code:321 Série de Luxe, 背文字:あり(黒色・白背景), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号未記載だが当ジャケットではない・旧番号・旧デザイン存在する), 製作:Deutsche Grammophon Fr., 印刷:記載なし・フランス製, フランスでこれより古いフェラスの写真ジャケット存在する(135 133), フランスでの再版, re issue in Fr.
トピックス:1968年12月16-19日パリ・ポリドール・スタジオでのステレオ録音, 録音詳細不明, 1969年 Polydor International. GmbH.によりコピーライト登録・同年135 133で初リリース, 同年ドイツでは青2本線レーベルGY8にて初リリース, フランスでは同番号チューリップ土手レーベルにて初リリース, これは1973年頃の製造分の後期番号の盤が1973年頃製造ジャケットに入るケースで再版, 同一スタンパーではないが135 133をXXXで消した初期に近いスタンパー使用につき音質差は小さい, フェラスは1971年2度目の来日時、岩崎淑と同様の小品集(14曲)を録音したが、曲は重複しない, 演奏:★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:仏では135 133(チューリップ)、独では135 133(青2本線)が初出。巨匠フェラスが1968年12月パリで僅か3日間で録音したアンコールピース全15曲は聴きもの。既に最盛期を過ぎたVn奏者の生き様が痛々しい。美音が武器だった頃にはない枯れた味わいではある。VSM時代と比べて音色が低下しているのは明らかで、本人もそのことはよく分わかっていた。この演奏は本人にとっても決して納得がいくものではなかったろう。この後は悲劇的な結末が待っている。ピアニストのジャン・クロード・アンブロジーニは恐らくイタリア人と思われるが詳しい情報はない。このLPは2014年6月19日のNHK FMラジオで放送された「ラジオ深夜便」でも紹介され、1曲「タイスの瞑想曲」が放送されたらしい。またフェラスは1971年2度目の来日時、岩崎淑と同様の小品集(14曲)を録音しており、曲は重複しない。それは日本盤のみの発売と思われる。クリスチャン・フェラス(1933 - 1982)はフランス、カレーの生まれ。1944年にパリ音楽院に入学してカペー、エネスクに師事。1949年ロン・ティボー国際コンクールにおいて1位なしの2位を受賞した。その会場でピエール・バルビゼと知り合い、生涯にわたるデュオを組むこととなる。DECCA、EMIに素晴らしい録音を残した。1964年カラヤンの口利きでDGGに移籍し、カラヤン付きのソリストとして多くのメジャー協奏曲を録音した。バルビゼとの共演でも、ブラームス、シューマン、フランク、ルクーのヴァイオリン・ソナタを録音した。1975年には、その功績によってパリ音楽院より表彰されたが、健康の不調を理由に、公的な活動からは退く。原因はアルコール中毒と言われており、演奏活動の極度のストレスとうつ病が原因らしい。これらのことからカラヤンのプレッシャーが原因との説が囁かれている。1982年フランス、ヴィシーでバルビゼとの演奏会が最後となった。それから3週間後の9月14日に自宅アパートの10階から投身自殺した。ピアニストと異なり演奏家寿命が短いヴァイオリン奏者。しかしフェラスは30年以上第一線で活躍した。この小品集はもう1950年代のような輝かしい音が出せなくなった落ち目の記録でもある。しかし彼の生涯を知った上で聴けばまた違った面が見えてくる。周りの期待に応えるために己をある意味偽り、追い込んでしまった一流音楽家が壊れてゆく過程が、彼が人生をかけた音で綴られている。DECCA時代のフェラスを知る方には理解されるだろう。ピアノにアンブロジーニを選んだのは親友バルビゼには見せられない何かがあったとしか思えない。これがDGG最後の録音となった。

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