商品コード:1214-031n[MELODIYA] Y.ローズム(pf) / リスト:超絶技巧練習曲10番, 11番, ハンガリー狂詩曲6番,  アルベニス, ファリャ

[ 1214-031n ] Yuri Rozum - Liszt /Albeniz / Falla


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商品コード: 1214-031n

作品名:リスト:超絶技巧練習曲10番ヘ短調 , 超絶技巧練習曲11番変ニ長調「夕べの調べ」, ハンガリー狂詩曲6番 変ニ長調 | アルベニス:パヴァーヌ・カプリースOp.12, タンゴOp.165-2(ゴドウスキー編), ファリャ:ベティカ幻想曲
演奏者:Y.ローズム(pf)
プレス国:旧ソ連, Soviet Union
レーベル:MELODIYA
レコード番号:S10 26495
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:8/7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【旧ソ連でのオリジナル世代】----クリーム/黒内溝ゴシック, CTEPEO ○○33, グルーヴガード厚, ГОСТ 5289-80, TУ-なし, Repertoire group:Вторая-гp..2., Price Code:1-20, Год выпуска(発行年):なし, スタンパー/マトリクス:C10-26495 3-1 DMM /C10-26496 3-1 DMM (ラウンド小文字スタンパー・MELODIYA通常タイプ), 露語表記・国内仕様, プレ・メロディアレーベル/DL/SLレーベル存在せず, 1980年代スタンパーによる1988年頃製造分, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, MELODIYA音源のMELODIYA制作プレス, 溝のあるレニングラード「Leningrad」レニングラードスキー工場製作, オリジナル世代, original generation
ジャケット:【旧ソ連でのオリジナル世代】----紙ペラ(レニングラード), 表記されたジャケット番号C10 26495 002, Price Code:Цена 2 руб. 45 коп., 背文字:あり(黒色・白背景), (P)(C)なし, 露語表記・国内仕様, ジャケット裏年号:Apt. 10-9 Зак.177-O-2026, 製作/印刷:Ленинградский Завод Грампластинок, オリジナル世代, original generation
トピックス:【入荷2度目の希少盤】----1986年旧ソ連でのステレオ録音, 録音技師:V.Ivanov, プロデューサー:I.Slepnev, 1988年頃MELODIYA:S10 26495(当装丁)にて初リリース, ゴシック・レーベルでオリジナル, ユーリー・ローズムはLPでは1枚しかリリースされていない(1枚もの), 当社入荷2度目の希少盤, 演奏:★★★★★+, 音質:★★★★+

商品詳細:ユーリー・ローズムは1954年生まれの男性ピアニスト。LPでの録音は僅かこの1枚だけである。ユーリー・ローズム国際慈善基金なる組織が有るが、ほとんど無名に近い。父はA.ローズム、母は声楽家のロジェストヴェンスカヤというサラブレッド。僅か33歳で名誉芸術家の称号を得た。技巧は申し分なく、指が高速回転する。リストのような曲が似合うようだ。故左藤泰一氏も注目していたピアニストだが、氏の著書にも系譜は記されていない。モスクワでナウモフ、マリーニンに師事していることからネイガウス一派である。硬質な音と現代感覚で個性は強い。ロシアが世界に先駆けて作った超人製造システムによりこの世に現れたピアノ・マシーンのような完全無欠のピアニスト。良い意味で人間離れした所を感じる。体力、精神、技術で最後のふるいに残ったスーパーマンの素質を宿した一握りの鬼才である。そんな超絶ピアニストでも録音が1枚だけという現実。この後、教育者の道に進んだと思われるが、あまりに厳しいその世界は想像を絶するものが予想できる。我々にとっては只の1枚だが、その1枚さえ出すことが叶わなかった何千、何万という卵たちを想像すると、この1枚がどれだけの価値のあるものであるかご想像いただきたい。A面のリスト2曲は難曲で知られる12の練習曲である。2度にわたる改訂が行われており、初版と第2、3版では曲順が異なる。この演奏がどの版か不明だが、第2稿の「24の大練習曲」については、よく演奏される第3稿に比べるとはるかに難度が高い。しかし、演奏効果は第3稿の方が高いという見識が一般的なので、第2稿がコンサートで演奏される事はほとんど無いに等しい。かの大ピアニスト、クラウディオ・アラウ、偉大なピアノ教師ゲンリフ・ネイガウスの2人ともが「演奏不可能」との見解で一致している。スーパーマンのようなピニストに弾かれた演奏でこそ、曲に神髄が見えてくるのでは?ロベルト・シューマンの音楽エッセイ集『音楽と音楽家』には、1837年時点での「24の大練習曲集」についてのエッセイが収められており、内容は以下のようになっている。「この曲は巨匠による演奏で聴かなければならない。できる事ならば、フランツ・リスト自身による演奏がいいだろう。しかし、たとえリストが弾いても、あらゆる限界を超えたところや、得られる効果が、犠牲にされた美しさに対して、充分の償いとなっていないようなところでは、耳障りな箇所がたくさんあるだろうと思う。しかし何はともあれ、来るべき冬の彼の到着は、心から待ち遠しい。」ローズムは広いコンサートホールの隅まで正確で完璧な音を届けられる数少ないピアニストの一人。

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