商品コード:1221-039[La Voix De Son Maître] E.オーマンディ指揮フィラデルフィアo. / ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容, 弦楽と金管のための協奏音楽 Op. 50
商品コード: 1221-039
商品詳細:1980年に42年の長期にわたって在任したフィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を辞任したユージン・オーマンディ(1988-1985)が、リッカルド・ムーティを指名したことは音楽業界の歴史的事件として話題を呼んだ。これは1978年録音なのでオーマンディとしては最晩年の録音の一つである。フィラデルフィア管弦楽団の、弦を中心に磨き抜かれたその音色は、「フィラデルフィア・サウンド」、「オーマンディ・トーン」として名を馳せ、特に後期ロマン派音楽の演奏に大いなる力を発揮した。オーマンディ自身は「フィラデルフィア・サウンド」と呼ばれることに不快感を示し、「オーマンディ・トーン」と呼んでくれるように求めていた。「ウェーバーの主題による交響的変容」は1947年に最初のSP録音があり、1960年代の米COLUMBIAなど、その後何度か録音があったと思われる。この1978年が最後となる。オーマンディにとってヒンデミットはベートーヴェンやチャイコフスキーと変わらぬポジションを占める作品だったようである。全般に近代曲に寛容な米国市場で活動していた事情もあるだろう。冒頭からエネルギッシュなフィラデルフィア・サウンドで迫るオーマンディは晩年まで衰えを知らない指揮者だった。欧州中心の日本では偏った人気だったが近年見直されている。このゴージャスな響きは欧州とは全く性格が異なる点も面白いといえる。その為フィラデルフィア管弦楽団は曲を選ぶが、マッチした際の満足感は大きい。ヒンデミットの2曲は勿論ピッタリはまる。
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