商品コード:1221-037[La Voix De Son Maître] R.レッパード指揮イギリス室内o. アンブロジアン・シンガーズ, U.コナーズ(s) / ラモー:オペラ・バレエ音楽「エベの祭典」(ハイライト)
商品コード: 1221-037
商品詳細:ラモーの特長的なオペラ。モンドルジュの台本によるギリシャ神話をバレエ仕立てにしている。1739年初演、バッハ時代の仏作品。時代を考えると当時最先端の音楽様式だった。フランスでは好評を博し、ラモー存命中に200回以上も上演された。フランス的響きと華やぎが楽しめる作品で、一部歌が入るものの、大半が室内楽編成で演奏される。レッパード以外の録音はLPには殆ど無く、比較しようも無いが、優れた内容。オペラ=バレは、ジャン=バティスト・リュリが実践していた高尚な叙情悲劇(音楽悲劇)とは異なる。叙情悲劇より多くの舞踏音楽が含まれ、筋は必ずしも古代ギリシア・ローマ神話から引いてこなくてもよく、さらに、リュリが『テセウス』(Thésée, 1675年)以降の叙情悲劇から排除していた喜劇的な要素が許された。オペラ=バレを構成するものはプロローグと、アントレ(entrées:普通は「入場」の意味)と呼ばれる多くのアクト(幕)で、それらが単一のテーマの回りに緩く集まっていた。個々のアクトは独立したものとして上演することもでき、その場合はアクト・ド・バレ(actes de ballet)と呼ばれた。ラモーの『優雅なインドの国々』、『エベの祭典』、『愛神の驚き』などがよく知られる。ラモー以外ではアンドレ・カンプラの『華麗なるヨーロッパ』、『ヴェニスのカーニバル』、『ヴェネツィアの宴』、『Les âges』。ボワモルティエの『大公妃邸のドンキホーテ』。モデスト・グレトリの『カイロの隊商』、リムスキー=コルサコフの『ムラダ』などがオペラ=バレとされている。「エベの祭典」は「青春の女神ヘーベーの祭り」に副題が付く曲で3人の神が登場する。8人程度の歌手が登場する全曲ヴァージョンもあるようだがレッパード盤はハイライトで歌手は女神エベ役のソプラノ一人だけのハイライト版である。全曲盤の入荷はこれまでにない(LPでの録音がない可能性が高い)。オペラ=バレの代表作である「エベの祭典」を聴いてみるには絶好の一枚。
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