作品名：チャイコフスキー:四季-12の性格的描写Op.37bis/1月 「炉端で」--2月 「謝肉祭」--3月 「ひばりの歌」--4月 「松雪草」--5月 「白夜」--6月 「舟歌」--| --7月 「刈り入れの歌」--8月 「とり入れ」--9月 「狩の歌」--10月 「秋の歌」--11月 「トロイカ」--12月 「クリスマス」

レーベルタイプ：【旧ソ連でのオリジナル世代】---ピンク/黒SL(シングルレター), CTEPEO ○○33, 外周2㎝の盛上り, グルーヴガード厚, ГОСТ 5289-73, TУ-なし, Repertoire group:Вторая гр.2, .Price Code:1-20, Год выпуска(発行年):なし, スタンパー/マトリクス:C10-05435 4-1/C10-05436 3-4 (ラウンド小文字スタンパー・MELODIYA通常タイプ), 露語表記・国内仕様, 1970年代のスタンパーによる1974年頃製造分, プレ・メロディア/DLレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレス世代である, ГОСТ 5289-73が最初, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, MELODIYA音源のMELODIYA製作プレス, モスクワ・アプレレフカ「Aprelevsky」アプリラフスキー工場製作, オリジナル世代, original generation

ジャケット：【旧ソ連でのオリジナル世代】---両面半ツヤペラ(モスクワ・アプレレフカ), 表記されたジャケット番号:C10-05435-36, Price Code:Цена 2 руб. 45 коп, 背文字:なし, (P)(C)なし, 露/英語表記・国内輸出共用仕様, ジャケット裏年号:Apt. 36-8 Зак..350-Д-4100-, 製作/印刷:Апрелевский Завод Грампластинок, 輸出仕様のオリジナル世代, original generation

トピックス：1973年モスクワ放送局 ・Großen Saal des Allunions - Rundfunks, Moskauでのステレオ録音, 録音技師:Alla Tolstopyatova, プロデューサー:Inna Chumakova, 1974年MELODIYA:S10 05435(当装丁)にて初リリース, 当社入荷2度目の希少盤, 1976年ETERNA:826 742, 1977年DGG:2530 945でもリリースされた, 演奏:★★★★+, 音質:★★★★

商品詳細：アレクセイ・チェルカソフ(1943-)についてはロシア・ピアニズムの著者である佐藤泰一氏も多くを割いていない。ザークの弟子の一人である。ヴィルサラーゼ、ペトロフ、モギレフスキー、ティモフェーエワ、バークらと同門である。師のザークはネイガウスの高弟でネイガウス一派であり、彼をして「世界を牽引するピアニストである」と言わしめた巨星である。その弟子の名前も見てみると凄い連中ばかりが並ぶ。その中の一人とあっては目立たないのも無理がない。あまり期待せず聴いてみると驚くことに今をときめく人気の高いザークの弟子達と全く見劣りしない。ザークの弟子というだけで既に一流のお墨付があるのと同じなのだろう。尚、佐藤氏はチャイコフスキーの「四季」ではオボーリンに次いで2番手の録音であるとチェルカソフを褒めていて、本文では詳しく述べられなかったが、「凄腕ピアニストたち」の一人にチェルカソフを挙げている。そのメンバーは次の通り、ドミトリー・サハロフ、ウラディミール・ヴァイルド、ウラディミール・バーク、エフゲニー・ルジャノフ、ボリス・ペフチレフ。当社でも過去に凄腕ピアニストとして紹介してきた面々である。どうやらチェルカソフもついにその仲間入りを果たす時が来たようだ。幸いにもチェルカソフは11枚のLPを出している。当社ではこれがチェルカソフの2種類目の入荷なので今後期待が持てる。MELODIYAの発掘はまだ始まったばかりである。先が楽しみである。この録音こそ佐藤氏お墨付きの「四季」のLPでMELODIYAの入荷は過去に1度あっただけという希少タイトル!コメコン陣営では評価が高かったようでETERNAからもリリース、何故かDGGでもリリースされた。やはりロシア人が弾かなくてはならないだけの曲であると理解される。

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