商品コード:1222-032[Disques A Charlin] R.コーンマン(pf) / スクリャービン:Pfソナタ全集-1
商品コード: 1222-032
商品詳細:シャルラン本人録音の比較的初期のLP。ピアノという楽器は、録音次第で良くも悪くもなり、弦楽器等に比べ録音は難しい。スクリャービンと言えば、ロシア人ピアニストが専門としていると考えられがちだが、このR.コーンマンは、仏クリュブ・モンディアル等にモノラル録音を残すピアニストで、彼のスクリャービンは実にフランス風だ。スクリャービン自身、フランスとの関係が深く、フランス的解釈は、むしろ歓迎される所だろう。やはり録音は良く、良い雰囲気のピアノLP。超珍品。ピアノ好きでもロベルト・コーンマンを知る人は少ないだろう。'50年代に数点を残した謎のピアニスト。晩年は指揮者として活動した。1924年ニューヨーク生まれ、1947年からカーネギー・ホールでリサイタルを開いていた逸材。1951年よりパリで活動を始め、以後2000年に現役引退するまで続いた。録音は僅かでコンサートが中心だった。温かい音色には何とも癒される。しかししっかりした造形も捨て難く、'50年代的ヴィルトーゾ。フランスのCharlinとClub Mondial du Disqueに数点の録音がある。歌心溢れた素晴らしい演奏なのに誰にも知られていないのは寂しい限り。上手さと豊かな表現力、歌うような楽しめる上質な録音が、今、誰からも顧みられることもなく打ち捨てられたような状態にある。スクリャービンも近年ではロシアピアニズムの影響で聴かれるようになっている。比較的温厚で親し気な曲だけに是非聴いてみることをお薦めする。Charlinのような高音質録音で雰囲気重視のコーンマンの演奏ならピッタリだろう。ロシアンスクールとは全く異なるソフトタッチのフレンチ・ピアニズム!
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