商品コード:1223-030pb[MELODIYA] L.ベルマン(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ18番Op.31-3, Pfソナタ23番「熱情」
商品コード: 1223-030pb
商品詳細:ラーザリ・ベルマン(1930- 2005)はレニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。クサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事するかたわら、スヴャトスラフ・リヒテルやヴラディーミル・ソフロニツキー、マリヤ・ユーディナからも指導を受けた。エミール・ギレリスから「音楽界の神童」と呼ばれた。だが1975年の米国デビューの後にベルマンは引く手あまたとなり、ドイツ・グラモフォンやEMI、CBSらが奪い合うようにして録音に起用した。ベルマンはチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を、ヘルベルト・フォン・カラヤンの指揮で録音しただけでなく、1976年には「国際連合の日」を記念して、アンタル・ドラティの指揮で国際的なテレビ放映に出演した際にも演奏した。1977年には初来日して、やはりクラシック・ファンの注目を浴びた。一躍西側で注目を浴び、時代の寵児となる。1976年にはCBSと契約を交わし最初に行ったのがこのベートーヴェンのソナタ18/23番である。ニューヨークのコロンビア・スタジオで録音された。勿論MELODIYAでも2年遅れでライセンス製造したのが当盤である。1970年代の米COLUMBIA録音と、同じ時期のMELODIYA録音とでは大きな違いが出るのはやむを得ない。しかしこれが1970年代中期の西側標準である。MELODIYAが1990年頃まで素晴らしいクオリティを保っていたかがよくわかる録音といえる、しかし、いかにMELODIYAでもオリジナルを大幅に超えることはできない。ベルマンも同じく、MELODIYAのモノラル時代と比較すれば角が取れて大衆路線に舵を切った。西側のデモクラシーの洗礼を受ければ致し方ないことで、誰でも同じ、ベルマンだけ例外とはいかない。だが同時期のピアニストと比べれば悪くない演奏であることは確か!
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