商品コード:1223-015p[Harmonia Mundi] D.バシュキーロフ(pf) / ブラームス:Pf作品集
商品コード: 1223-015p
商品詳細:ドミトリー・バシュキーロフ(1931-)はロシア・グルジア・チフリス出身のピアニスト、教授。娘はピアニストのエレーナ・バシュキロワ(ダニエル・バレンボイムの妻)。モスクワ音楽院にてアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事。1955年開催のロン=ティボー国際コンクールピアノ部門にて最高位(一位なしの二位をフランスのベルナール・リンガイセンと分け合う)。ドイツのツヴィッカウ市からシューマン賞、マドリード自治大学から名誉メダルを贈られている。近年は多くの国際コンクールで審査員を務める。日本での人気はいまひとつだが真の実力派ピアニストである。彼の録音は協奏曲と室内楽が主であった。長らくモスクワ音楽院で教鞭を執った後、スペインのソフィア王妃高等音楽院の教授職に就き、欧州を中心に教育活動を続けている。1980年にアジア人で初めてショパン国際ピアノ・コンクールで優勝したダン・タイ・ソンも彼の弟子である。西側からMELODIYA録音の西側プレスが出る場合は共同制作などの接点がある場合が多いが、この録音は1984年旧ソ連で行われたMELODIYA録音のフランス・ライセンス生産分である。Harmonia Mundiでは1980年代初めに「ロシアの偉大なピアニスト」シリーズを企画し、ニコラーエワ、ネイガウス、ユーディナ、ガウリロフ、バシューキーロフ、ソフロニツキー、ジューコフ、フェインゲルクらのLPを1枚ずつリリースした。一人1枚という割り振りで、バシューキーロフの場合はこのブラームス作品集が代表することとなった。フランスHarmonia Mundiが選んだロシアの偉大なピアニストの一人に選ばれたのだから名誉といえるだろう。このシリーズがその後も続いたかは定かではないが9人の中の一人としてフランスでは知名度があったようである。
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