商品コード:1231-032[ARION] G.デボネ(ハーモニウム) / 「ハーモニウム作品集」ベルリオーズ:聖体拝受の賛歌, ボエルマン:「神秘の時」より8曲, フランク:オルガン奏者のための59の小品~6曲
商品コード: 1231-032
商品詳細:ジェルマン・デボネ(1938-2007)はフランス生まれの鍵盤奏者。14 歳からコンサート ピアニストとして活躍し、イヴォンヌ ヴァレとピエール サンカンの師範に師事。オルガンの発見は彼にとって啓示であり、彼は急速に「楽器の王様」、つまりフランツ・リストの偉大な作品の演奏の巨匠となり、彼の主な目的となった。彼の数多くの資格の中で、彼は最高の栄誉を満場一致で授与され、パリのスコラ・カントルムのジャン・ラングレのクラスからの権威ある審査員の祝辞とともに、名人芸と即興の珍しい第一大賞を受賞した。1967年からコンサート演奏者としてのキャリアとは独立して、彼は主にパリの聖ロック教会のオルガニストを務め、アンティーブの大聖堂に移り、大聖堂の最高の時間と神聖な祭典を設立した。国際オルガン アカデミー会員として活動している。彼はボンバルデとオルガンの復活協会を設立した。ボンバルデはオーボエ属ダブルリードの縦笛。このLPで使用されている楽器、ハーモニウムはフリーリードを用いた鍵盤楽器である。英語圏ではリード・オルガン(reed organ)とも呼ばれる小型のオルガン。足で空気を送って発音するタイプのオルガンである。通常は一段鍵盤だが、需要が増えるにつれ二段の鍵盤、チェレスタつき二段鍵盤、最盛期には電気モーターを備えたペダル鍵盤つきの商品も売り出された。パイプオルガンの設備投資が余りにも高額なため、アコーディオンのようなリードを用いてオルガンの代用を図って生み出されたのがこの楽器である。20世紀初頭にはKunstharmonium(芸術的ハーモニウム)とまで呼称され、オルガンを模したさまざまなストップが備え付けられた。特徴的なのが、鍵盤を一回押しただけであとは自動で持続されるProlongement(プロロンジュマン)と呼ばれる特殊装置であり、この持続音に乗ってカンティレーナが歌われる形式の作品も生み出された。しかし本物のオルガンの音色にはやはり及ばず、この楽器も衰退するのに時間はかからなかった。1980年代以後、シンセサイザーで音色を模倣するのも容易であったことも、追い討ちを掛けた。マックス・レーガーやジークフリート・カルク=エーレルトの作品を演奏するためには、過去に製作された楽器を修理するしか方法がない。ここに登場するレオン・ボエルマン、フランンク、ベルリオーズもまたハーモニウムのために作曲している。音色はオルガンそのものであり、パイプオルガンと家庭用オルガンの両方の特徴を持った楽器である。これもまたARIONらしさがよく出た録音で世の中にないものを製作するARION魂のこもったLPといえる。
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