商品コード:1231-024[ARION] J.M.ロレ(cb) G.ジャリ(vn) A.ジラール指揮フランス放送室内o. / ボッテジーニ:協奏的二重奏曲, タランテラ, Cb協奏曲2番
商品コード: 1231-024
商品詳細:1975年に発売されたフランスARIONレーベルは星の数ほどあるフレンチ・マイナーレーベルの中でもひと際目立つ存在である。隠れた名曲を探し出して新進気鋭の一流の若手演奏家に委ね、同時に録音には注意を払い当時最高レベルの音質を維持。コレクターにとって価値ある内容のレコードを作り続けたレーベルなのだ。今回紹介するのはイタリアの作曲家ボッテジーニの作品集。ボッテジーニはイタリア人らしい快活な旋律を元に現代でも愛される佳曲を幾つも書き上げた才人であったと同時に、ヴィオラ・ダ・ガンバが源流であるコントラバスにヴァイオリンと同様のフレンチ式の弓を初めて用い「コントラバスのパガニーニ」の異名を冠された卓越した演奏家であった。自身の一世代前に活躍したドラゴネッティと共に、現代でもコントラバス史の2大巨頭として称賛を受ける人物である。本LPで取り上げているのはVnとCbの2重協奏曲、タランテラ(弦楽伴奏)、Cb協奏曲の3曲で、いずれも超絶技巧を要する難曲揃い。恐らくボッテジーニが持っていたであろう「ヴァイオリン何するものぞ」という拘りと、前述した快活なメロディーが耳を大いに楽しませてくれる。演奏はソリストにジャン・マルク・ロレ(Cb)とジェラール・ジャリ(Vn)というパリ音楽院の若手教授が2人、伴奏にフランス国立放送o.(ORTF)メンバー…とくれば演奏が超一流なのは必然も必然。そこにARIONの高音質録音が加わり、満足度の高い一枚に仕上がっている。コントラバスの濃厚な響きと共に、フランスの音楽文化、レコード文化の奥の深さを体感していただきたい。
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