商品コード:1235-032[Les Discophiles Français] M.メイエル(pf) / スカルラッティ:ソナタ集-2(16曲)/
商品コード: 1235-032
商品詳細:近年、人気の高まりにつれスタジオ録音全集のCDも発売されているM.メイエル。フランスの近代音楽の歴史を語る上で欠かせない存在の彼女だが、'40年代のSP期(LP10":DF 15)、'50年代のLP期(DF 139とDF 140のバラ2枚)と二度にわたり録音した楽曲にスカルラッティのソナタがある。あまり知られていないが、巷間で『スカルラッティのソナタ』として扱われる「555の鍵盤練習曲」は、イタリアン・バロック期当時の鍵盤奏法と音楽理論の常識をパラダイム・シフトさせた非常に実験的な作品集であり、特に後期の作品はフランス近代和声に殆ど近い概念まで踏み込んだ途轍もない傑作。しかも、当然ながら時代的にチェンバロに書かれている為、立ち向かうピアニストの解釈、表現の自由が非常に多く残されている作品でもある。音楽の革命期の中心地にいた時代の寵児メイエルが、この作品と結び付いたのは時代的な必然だったのではないだろうか。そして止めとして、録音担当はA.シャルランである。後続のピアニストが頭を抱えてしまう、圧倒的な名録音が生まれてしまったのだ。「決定盤」とはこの録音の為にある言葉だろう。当盤はディスコフィル・フランセのオリジナル(DF 139とDF 140のバラ2枚)は非常に希少であるため大半の方が、La Voix De Son Maîtreから再版されたRéférencesで聴かれることだろう。希少過ぎるオリジナルは滅多に入荷することはなく、もし入荷しても盤質7を保っているのは数割しかないだろう。今回Vol.2のDF 140のジャケットなしが入荷したので初期盤で聴いてみたい方にはまたとない機会である。
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