商品コード:1235-028[Les Discophiles Français] M.エウィッツ指揮モーリス・エウィッツ室内o.. / ラモー:6つのコンセール形式によるクラヴサン曲集 (オーケストラ編)~6曲
商品コード: 1235-028
商品詳細:記念すべきDF 1。DF の第1号LPである。これ以前にDISQUE…というナンバーが存在するものの、1番にラモーが選ばれたことが、DF社を象徴する事実と思う。当時オケ部門を担当していたカペーQt.の第2Vnだったエウィッツがオケを振るが、この音質もまたDF社を象徴する音だろう。押しが強いが、決してギスギスしたうるさい音ではない。ここにDFサウンドがスタートしたと言っても良いだろう。協奏曲と言っても、コンチェルトグロッソ的なもの。フランス的なるものが、音として表現された歴史の1ページと思う。さて重複するがモーリス・エウィッツは、カペーQt.の第2Vnだった人。後に指揮者となり、DFレーベルにいくらかの録音がある。このLP最初期に彼が残した録音は、当時としては画期的と言える程の現代感覚を持ったスタイルであり、モーツァルトの交響曲40/41番が入ったDF 64が最も有名だろう。この最初のLP録音でさえ今の耳にも新鮮に響く素晴らしい演奏だ。バランスが大変優れていて、テンポ感といい、アクセントといい、センスの良さはピカ一。勿論重厚であるが軽快さもあり、リステンパルトと一脈通じるところがある。1950年代初期にこれだけのリズミカルで軽妙な演奏があったことに驚きを隠せない。1950年代にDECCAにも凄れた録音はあったが、こちらにはDECCA陣営が出すことが出来なったフランスの香りがしっかりと漂う。フランス人による演奏と録音・マスタリングなどオール・フレンチで賄って初めてできる技だといえる。モーリス・エウィッツ (1884-1971)を単に古臭い前時代的な指揮者と思っている方はここでその誤ったイメージを修正していただきたい。未だモーリス・エウィットとしている業者が殆どだがフランス人はエウィッツと発音するので当社ではモーリス・エウィッツと統一する。
エウィッツの在庫一覧へ