商品コード:1236-026[CYCNUS] C.ヴィルツ(a) A.レバウデンゴ(pf) / シューマン:歌曲集/連作歌曲「女の愛と生涯」Op.42(全8曲), 他10曲
商品コード: 1236-026
商品詳細:このLPでソロを歌うアルト歌手のクララ・ヴィルツはリーダー・カルテット(Le Lieder Quartett)の初代アルト担当。リーダー・カルテットはパリで結成された声楽の四重奏団でソプラノ、アルト、テノール、バリトンの4人構成。ソプラノのアナ・マリア・ミランダ(1937-)はパリ生まれで、ARIONに入れたモーツァルト:歌曲集で一世を風靡した澄んだ声のソプラノ。リーダー・カルテットでもソプラノを務める。アルトの初代メンバーがクララ・ヴィルツであった。1980年頃ハンナ・シェアー(1944-)に交代する。ARIONに多くの録音を残した。リーダー・カルテットの4人はソロ歌手としてもそれぞれ活躍する一線の歌手たちであった。これはアルトのクララ・ヴィルツが初めて製作した歌曲集ではないかと思われる。録音は1967年ピアノ伴奏でシューマンの歌曲を入れたLP。A面が「女の愛と生涯」の全8曲。B面はシューマンの様々な歌曲集から抜粋した10曲が入る。リーダー・カルテットではソプラノのアナ・マリア・ミランダばかりが目立ったいたがここではアルトが主役のLPである。アルトはソプラノに比べ役回りの少ない立場だが、オペラや宗教大作では必ず必要となる歌手といえる。ヴィルツはARIONだけでも相当数のLPに参加しているが主役となるLPは1枚もないのが実状。これは1967年録音であり、リーダー・カルテットが結成される以前の録音でることを考えると、ヴィルツはこの録音を行ったことでリーダー・カルテットへの道に繋がったと考えるのが妥当だろう。4人の団体なら全員が一流でなければならない。ドイツ系であるクララ・ヴィルツが自国作品であるシューマンを上手く歌えるのは当然として、更に芸術性が高くなければならない。このLPを聴く限り、往年の大歌手とまでいかずとも、シューマンの世界観を見事の表現し、声質も良い。歌好きの方なら気に入っていただけるシューマン:歌曲集と信じて疑わない。かなり珍しいLPである。
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