商品コード:1237-039b[Club National du Disque] P.キュンツ指揮ポール・キュンツ室内o. M.フラスカ・コロンビエ(vn) / ヴィヴァルディ:四季
商品コード: 1237-039b
商品詳細:'60年代プレス。キュンツ/コロンビエはDGG1970年代にも録音していたが、これが初回録音。スタイルとしてはイ・ムジチに近い。ラテン系の明るい表情で押しの強いオケ。何ともフラスカ・コロンビエのソロが魅力的。ヴィヴラートを僅かに効かせ艶のあるソロはため息が出る程美しい。フランスで最もイタリア的な四季ではないかと思う、1961年頃の録音らしい。色々な録音があるが、全体の仕上がりはこれがトップランクと思う。ソロのモニク・フラスカ・コロンビエに関する詳しい情報はない。1956年、指揮者であるポール・キュンツの妻となった後、度々共演で録音を重ね、録音ではほぼ必ずソリストを務める。1969年頃、楽団共々DGGに移籍し、更に多くの録音を残した。ヴィヴァルディ:四季はDGGに2回目の録音がある。コロンビエのスタイルはポール・キュンツがバロック専門の指揮者である点を知っており、ERATOのフェルナンデスのようなノン・ヴィヴラートのスタイルを早い時期から完成させたが、ここではヴィヴラートを抑制せず、必要に応じて使っている。全体のスタイルはバロック専門の楽団らしく伝統楽器ながらバロック様式に徹していて、他社の「ヴィヴァルディ:四季」に様式の点で劣ることは全くない。ラテン的な鳴らし方に徹しておりイタリア気分はふんだんに出ている。ポール・キュンツ室内管弦楽団は1958年ポール・キュンツによりパリで結成されたバロック専門の室内管弦楽団である。
コロンビエの在庫一覧へ