商品コード:1238-017b[SUPRAPHON] J.スーク(vn) M.シュカンパ(va) K.レーデル指揮チェコpo. / モーツァルト:VnとVaのための協奏交響曲K.364, VnとVaのための二重奏曲2番K.424
商品コード: 1238-017b
商品詳細:以前より知っている人は知っているK.364の名演の一つ。ERATO/PHILIPSの指揮者であるクルト・レーデルが何故かチェコpo.を振っている1961年録音。ステレオもあるが、このモノラル初出盤の方が迫力がある。1960年前後は、スークにとってもレーデルにとっても良い時期であった。奇をてらった所のない落ち着いた演奏で、K.364と言えばいつも思い浮かべる演奏。以前は珍しい盤ではなかったが、最近は入荷が少ない。ソリストたちに思う存分歌わせたソリスト優先のK.364。K.364には指揮者優先タイプやまるで管弦楽曲のようにソロパートを小さく描いた演奏もある。クルト・レーデル指揮のこの演奏は見事なまでにソロパートに光を当てた数少ない録音の一つであり傑作といっても過言ではない素晴らしい録音である。チェコフィルの温かい音色を最大限に引き出した、人間モーツァルトをいやがおうでも感じさせる血の通った有機的演奏である。特にヴィオラのシュカンパがいい味わいを出しており、K.364でヴィオラの重要性を気付かせる録音となっている。スークの音は当然見事である。全体的に大人しいが良い雰囲気。これは先行発売されたモノ・ヴァ―ジョンで1960年代初期のSUPRAPHONの優秀さを認めさせる音質である。
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