商品コード:1241-033p[His Masters Voice] E.フォイアマン(vc) G.ムーア(pf) / ベートーヴェン:Vcソナタ3番, シューベルト:アルペッジョーネ・ソナタ , ウェーバー:アンダンティーノ
商品コード: 1241-033p
商品詳細:エマヌエル・フォイアマン(1902- 1942)はオーストリア=ハンガリー帝国(現・ウクライナ)のコロミヤに生まれる。9歳の頃からロゼ弦楽四重奏団のメンバーでもあったフリードリヒ・ブックスバウムに師事。1919年17歳でギュルツェニヒ管弦楽団の首席チェリストに就任。ブルーノ・ワルターと短期間ながらピアノ・トリオを組んだりもした。10代で既に音楽院で教鞭を執ったという。ベルリンではヴァイオリンのカール・フレッシュ、シモン・ゴールドベルクおよびヨーゼフ・ヴォルフスタール、作曲家であり、ヴィオリストとしても重要なパウル・ヒンデミットと弦楽三重奏団を組み、その他ヤッシャ・ハイフェッツ、ウィリアム・プリムローズ、アルトゥール・ルービンシュタインなどと共演を果たした。しかし、ナチの台頭にユダヤ系のフォイアマンはゴールドベルクやヒンデミットと共にロンドンに渡った。1934年秋には来日している。1940年渡米してフィラデルフィアのカーティス音楽学校で教授となり、ハイフェッツ、ルービンシュタインとの所謂「100万ドル・トリオ」を結成した。1942年手術の合併症で腹膜炎を併発させ39歳で急逝した。彼の突然の死に、音楽界からは多くのコメントが寄せられた。LP時代以前に亡くなった為SP音源しか残されていない。その中でHis Master's Voice のGreat Instrumentalistsシリーズの第4弾で取り上げ、世界に先駆けてSP復刻を行った。これはフォイアマンの復刻LPの中では最も初期であり、音質は最上級である。全てロンドンのAbbey Road StudiosでのSP録音の為スムースな復刻が可能だった。小品などはRCAの日本盤なども出ているが1960年代に英国のSPから復刻されたLPはこの1枚だけではあるまいか。音質は非常に良くモノラルLPを聴いている感覚。最も音質の良いフォイアマンの復刻LPと信じる。---1938年にプロムスに客演した際にも雑誌『ストラッド(英語版)』の評論家レイド・スチュワードは「私はもはや、今生きているチェリストの中でカザルスを除けばフォイアマンが最上位であることに疑うことない」と評価した---。HQM 1079はプレスが少なかったようで過去25年間で2度目の入荷となる希少盤!
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