商品コード:1245-005[ODÉON] H.シェリング(vn) E.リンデンベルク指揮フランス国立放送o. / サン・サーンス:ハバネラ, サン・サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
商品コード: 1245-005
商品詳細:ハバネラはヴァイオリンと管弦楽のための作品。サン=サーンスは1885年に、ヴァイオリニストのラファエル・ディアズ・アルベルティーニと共に演奏旅行に出掛けた際、初冬のブレストで雨に降り込められ、ホテルの赤々と燃える暖炉の前でこの作品を着想したという。その際、アルベルティーニがキューバ出身だったことが発想の源となった。のちに作曲を始め、作品は1887年に完成し、旅行の思い出としてアルベルティーニに献呈された。当初ヴァイオリンとピアノのための作品として計画された為、ピアノ伴奏版と管弦楽伴奏版は同時期に書かれた。ピアノ伴奏版も頻繁に演奏される。序奏とロンド・カプリチオーソは、名ヴァイオリニストのパブロ・デ・サラサーテのために書かれ、スペイン出身のサラサーテに因み、スペイン風の要素が取り入れられている。初演当時から広く支持され、現在でもサン=サーンスの最も人気のある高難易度の作品の一つである。ピアノ伴奏版はジョルジュ・ビゼーによって編曲され、1870年に出版されている。また、クロード・ドビュッシーが2台ピアノのための編曲を行っており、1889年に出版されている。バッハの最初の無伴奏から4年程前のフランスODÉONにモノラル録音されたが10"のみでリリースされた存在すら知られていない録音である。レア度では無伴奏より数が少ない超希少盤である。指揮者のエドゥアルト・リンデンベルク(1908 - 1973)はルーマニア出身の指揮者である。フランスでは仏語読みのエドゥアール・ランダンベール又はエドゥアルド・リンデンバーグと呼ばれていた可能性も高いが、当社ではエドゥアルト・リンデンベルクで統一する。シェリングは1960年代のPHILIPS時代より抑えた表現で音も控え目であるが、表情は大変でデリケートで決して美音とは言えない音だが品があり、真摯さで心に響く演奏である。一言で言えば地味だが味わい深い演奏である。珍しさではかなりである。
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