商品コード:1246-055n[MELODIYA] D.アレクセーエフ(pf) / プロコフィエフ:Pfソナタ6番Op.82, ヒンデミッt:Pfソナタ3番(1936)
商品コード: 1246-055n
商品詳細:ドミトリー・アレクセーエフ(1947年-)。ゴリデンヴェイゼル一派のバシュキーロフの門下生。ロン・ティボー、ブカレスト、チャイコフスキーなどのコンクールで入賞、リーズでは優勝した逸材。師曰く「作曲家の芸術的意図を汲み取り、自己の解釈の可能性を拡大することが真に上手い」。佐藤氏は壮絶なコンクール荒らしとまで語っている。プロデビューする以前から西側にパイプを持ち、ロシアと西側を自由に往来できた数少ないピアニスト。1970年代にロンドン、ウィーン、シカゴ、ニューヨークにてデビューを果たし、西側で彼のリサイタルの評価は高い。硬質な音色ながら幅広い表現力の持ち主。幅広いレパートリーを持ち、たとえばシューマンやブラームスらのドイツ音楽から、ラフマニノフやプロコフィエフらのお国ものまでがある。伴奏ピアニストとしてバーバラ・ヘンドリックスとも共演した。多くのメジャー国際コンクールで審査員を務める。ロシアンスクールから国際的ピアニストへと大成した限られた一人。アレクセーエフもまた第2世代に共通する圧倒的な技巧を武器とするタイプである。それは難曲を更に困難な技巧でねじ伏せるスーパーな辣腕ぶりはこのLPでしっかりと聴くことができる。しかし対照的なバッハなどの録音もあるフレキシブルな器用さを持ち合わせる。テンポをコントロールし、大作のような錯覚を抱かせる次元にまで高めている。技巧は下手に使うと曲芸師になりかねないが、アレクセーエフの使い方は非常に上手い。アレクセーエフは高度な技巧を最も効果的に使う手法をバシュキーロフから教わったと思われる。プロコフィエフのような高難易度の曲において豊かに味わい深く感情が込められる点を佐藤氏は言及していた。アレクセーエフの手にかかると、普段は避けて通るような近代技巧曲に命が吹き込まれがぜん面白い曲として聴くことができるのである。
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