商品コード:1256-044n[MELODIYA] M.ユーディナ(pf) / ベートーヴェン:Pfソナタ29番Op.106「ハンマークラヴィア」
商品コード: 1256-044n
商品詳細:マリア・ユーディナ( 1899-1970)は日本でも大人気の女性ピアニスト。1912年ペトログラード音楽院に入学し、ピアノをアンナ・エシポワのクラスで学ぶ。その後フェリックス・ブルメンフェリト、アナトリー・ドロズドフ、レオニード・ニコラーエフに師事している。レニングラード音楽院のニコラーエフ一派に属する。同級生にドミートリイ・ショスタコーヴィチやヴラディーミル・ソフロニツキーがいた。反体制的言動が仇となり、教育活動や演奏活動を禁じられたことは何度もあるが、スターリンのお気に入りのピアニストであり続け、ユーディナの弾くモーツァルトを聴いて涙を流すこともあったほどだったと言われている。1998年以来「マリア・ユーディナ国際ピアノ・コンクール」が開催されている。正規録音はさほど多くなく放送録音やライブ録音が多かったので1980年前後になってLP化された音源も多い。ユーディナは全部で4・5・6・12・27・16・22・32・28・29番のソナタ10曲とソナタ以外の3曲を1948-77年に録音している。ユーディナのベートーヴェン解釈には独自のものがあり、その陶酔的な打鍵からは、彼女ならではのベートーヴェンの幻影的なヴィジョンが感じられる。音楽院時代に机を並べたショスタコーヴィチが「聴くと心を引き裂かれ、へとへとになり、持ちこたえられなかった!」との発言も、如何にも彼女に相応しい形容であろう。ユーディナのファン以外にもベートーヴェン好きにも興味をそそる内容である。全5枚のセットも存在するが単売をコツコツ集めるのは愉しみとなるだろう。29番は1952年の録音。この録音は複数ピアニストによる最初のベートーヴェンPfソナタ全集には採用されなかったと思われる。
ユーディナの在庫一覧へ