商品コード:1263-001[Ducretet Thomson] D.E.アンゲルブレシュト指揮シャンゼリゼ劇場o. フランス放送cho. F.オジュア(s) B.ドゥミニ(br) J.ブドリー・ゴダール(org) / フォーレ:レクイエムOp.48
商品コード: 1263-001
商品詳細:フォーレをはじめドビュッシーなどフランス近代音楽で多くの名演を残したアンゲルブレシュトによるフォーレ:レクイエム。個人的にはM.コルボ/ローザンヌEns.のような精緻なアンサンブルの演奏を好み、そういう演奏こそが唯一だと信じていた。しかし当盤の合唱の音程などはお世辞にもあまり良くないが、それをも凌駕してしまう程の感動があるのは一体どういう事か。是非その素晴らしさを確かめていただきたい。デジレ=エミール・アンゲルブレシュト(1880-1965)は1905年、国民音楽協会演奏会で指揮者デビュー。1913年からシャンゼリゼ劇場音楽監督。1919年、パリ合唱協会とコンセール・プレイエル創設。1924~25年および1932~33年、パリ・オペラ・コミーク指揮者。コンセール・パドルー管弦楽団(1928~32)、アンジュ・オペラ(1929~30)の指揮者も務める。1934年、創設されたフランス国立放送管弦楽団の指揮者に就任し、1934年~1946年と1951~1958年に首席指揮者を務めた。1945~50年にはパリ・オペラ座の指揮者となる。アンゲルブレシュトの録音の大半がDucretet Thomsonのモノラル期であり、それらのほとんどが名演として現在に語り継がれる存在になっている。フォーレ:レクイエムといえばクリュイタンスを思い浮かべるが、アンゲルブレシュトは更に古い世代に属するフランス伝統の指揮者である。名演とされるリュイタンスのフォーレ(旧モノラル録音)と比較すれば、この濃密な空気感はドイツのギュンター・ラミンやオランダのメンゲルベルクとの共通点を感じる。この録音こそ「フォーレ:レクイエム」の原典であり、古典的名演と呼ばれて当然の録音である。録音は驚くほど良く、記載はないが、アンドレ・シャルランの関与が考えられる。尚、シャンゼリゼ劇場は、フランス国立放送管弦楽団やラムルー管弦楽団が本拠地とした建物で、シャンゼリゼ劇場管弦楽団は常設のオーケストラはではなく劇場専属の寄せ集めのようなオーケストラである。現在ではフランス国立放送管弦楽団と同一としている(CDなどではシャンゼリゼ劇場o.ではなくフランス国立放送o.としている)。実際はフランス国立放送管弦楽団とラムルー管弦楽団との混成と思われる。
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