商品コード:1271-055pb[Ducretet Thomson] D.エルリ(vn) D.E.アンゲルブレシュト指揮ロンドンpo. / ラロ:スペイン交響曲, ノルウェー狂詩曲
商品コード: 1271-055pb
商品詳細:1956年パリまでやって来たロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とフランス側のアンゲルブレシュトとドゥヴィ・エルリが共演しDucretet Thomsonが録音がしたラロ:スペイン交響曲の決定盤がついに入荷した。何故オケがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団なのか甚だ疑問なのだが、この録音が行われ大変な名演として今日まで残っていることは事実である。Ducretet Thomsonでは1960年頃製造を打ち切ったようでそれ以降の再版はない。また英国では未発売と思われる。エルリのメンデルスゾーン:交響曲がWRC(ワールド・レコード・クラブ)~出ているので、ラロも或いはWRC(ワールド・レコード・クラブ)~出た可能性はあるが見たことはない。ドゥヴィ・エルリ(1928-2012)はパリ生まれ。1941年からパリ音楽院でジュール・ブーシュリに師事。1944年コンセール・パドゥルー管弦楽団の演奏会でデビュー。1945年パリ音楽院を首席で卒業。1955年第6回ロン=ティボー・コンクールで優勝している。1980年以降は度々来日していたらしい。録音の大半がDucretet Thomson、Le Club Français Du Disqueに集中した為、日本で知られるようになったのは2000年以降と思われる。初期盤はどれも高額で知られる。中でも「スペイン交響曲」はプレスが少なく、廉価盤などの再版もないことからエルリのLPの中でも取り分け高額となる。しかし一度でもこの「スペイン協奏曲」を聴いた方は頭にこびりついて離れないだろう。他の「スペイン交響曲」を聴いた所で何の感慨を持つこともないに違いない。あまりに圧倒的な熱演であり、豪快且つ強さを持った演奏である。「スペイン交響曲」には不可欠な粘りを余すことなく発揮し、攻撃的ともいえる前のめりな異国情緒はいくら練習を積んでもおいそれと会得出来るものではあるまい。それに輪をかけてアンゲルブレシュトの指揮がまた凄い。古今で豊かな異国風味は正にアンゲルブレシュトあってのものだろう。特段大きな音を出すわけでもないが色彩感が1960年代のフルカラー映画のようで良い意味でどぎつい塩梅なのである。エルリも強烈な音ではないが両者の色彩感が一致して紛れもないラロらしさが出てくるのである。
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