商品コード:1272-012t[AMADEO] H.アンドレーエ(hf) W.v.カラヤン指揮ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ / モーツァルト:Pf協奏曲19番K.459, 26番K.537「戴冠式」
商品コード: 1272-012t
商品詳細:オーストリアAMADEOの録音。指揮はカラヤンの2歳年長の兄でシャルランにOrgで「フーガの技法」を入れたヴォルフガング・フォン・カラヤン(1906-1987)。ピアノはモーツァルト時代のハンマー・クラヴィーアを使用。モーツァルトの生家の楽器かも知れない。はっきり言って、有名な弟より兄カラヤンの方がモーツァルトは良いようだ。コリコリとしたHfの音は硬質で、曲の成り立ちにまで遡れる。録音が良く、素晴らしい響き。後期曲のピアノ・フォルテ録音は少ない。ヴォルフガング・フォン・カラヤンはオルガニストとしての教育を受け、また自然科学の経歴を歩み、ウィーン工科大学の電気工学科を卒業し、ザルツブルクで応用物理学研究所 (Labor für technische Physik) を運営した。1950年、ハンス・アンドレアエと妻のヘディとともに「ヴォルフガング・フォン・カラヤン・オルガン・アンサンブル」を結成し、世界各地に演奏旅行に出た。バッハの「フーガの技法」を得意のレパートリーとしていた。これまでヴォルフガング・フォン・カラヤンが指揮者としての録音はなかったが、これが初となるかも知れない。有名な弟の世界的指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンとは正反対の性格らしく、隠遁的な生活を好み、一匹狼のような生涯を送ったと言われている。兄弟はあまり仲が良くなかったらしい。この録音で聴くヴォルフガング・フォン・カラヤンの指揮は軽快であり、こじんまりしたテンポの良い印象。ソロがハンマー・クラヴィーアということもあり、丁度よいサイズ感である。ソロのハンス・アンドレーエはスイス生まれの鍵盤奏者でオルガンを得意としている。詳しい経歴は不明だが1951年にConcert Hallへバッハの協奏曲録音があり年配の音楽家と思われる。ここでのソロは快活で非常に聴きやすい。
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