商品コード:1273-041[WESTMINSTER] P.リバール(vn) C.ダヒンデン指揮ウィンタートゥールso. / ヴィオッティ:Vn協奏曲22番, ナルディーニ:Vn協奏曲
商品コード: 1273-041
商品詳細:ヴァイオリンのペーター・リバール( 1913- 2002)はオーストリアのウィーン生まれ。プラハ音楽院でヨゼフ・スークに師事した後、パリでカール・フレッシュに師事する。1938年からスイスに居住し、長い歴史を誇るヴインタートゥールにある交響楽団(ヴィンタートゥール・コレギウム・ムジクム)のコンサートマスターに就任した。また同時にヴィンタートゥール音楽院の教授として後進の指導に当たり、スイスの弦楽器奏者の水準を著しく高めた(のちにヴィンタートゥール音楽院はチューリッヒ音楽院と合併し、チューリッヒ・ヴィンタートゥール音楽院となっている)。1950年代にはクララ・ハスキルとのデュオが大変有名であった。スイス国籍を取得している。戦後から録音活動を活発に行い、中でも同僚クレメンス・ダヒンデンを指揮者に迎えたヴィンタートゥール・コレギウム・ムジクム(ヴィンタートゥール交響楽団)との一連のウェストミンスター録音は、好楽家から温かく迎えられた。1970年にヴォルフガング・サヴァリッシュがスイス・ロマンド管弦楽団の首席指揮者に就任するにあたり、懇請を受けてコンサートマスターに就任し、1980年までその任にあった。同時にジュネーヴ音楽院でも後進を指導した。1980年4月27日にジュネーヴでフェアウェル・コンサートを開き、引退した。イタリア語圏スイスのルガーノ湖畔カスラーノに移り住み、そこでも後進の指導を続けていたが、2002年10月4日に亡くなった。WESTMINSTERにはほかに ドヴォルザーク:Vnソナタ/「ロマンティックな小品」など話題の名盤があり、。晩年はPHILIPSにシェリングとバッハの協奏曲録音などが知られる。これはリバールの初期の代表作!ヴインタートゥール交響楽団はスイス・チューリッヒ近郊の街ヴインタートゥールにある交響楽団で今日ではヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムと改称したそうである。1626年設立という古い楽団。1945年2月、亡命したフルトヴェングラーが戦争中最後に演奏したのがこのオーケストラとの演奏会で、曲目はブルックナーの第8番の交響曲だった。当時リバールがコンサートマスターをしていたオケである。オケのメンバーで弦楽四重奏団を組織して活動していた。1950年当時の首席指揮者がクレメンス・ダヒンデンである。ヴィオッティのヴァイオリン協奏曲第22番はこの録音で世に知られたといっても過言ではない。ヴィオッティは29ものヴァイオリン協奏曲を作曲したが、現在演奏される曲は22番の1曲だけである。この録音の後、デ・ヴィート、オイストラフ、グリュミオー、ボベスク、ラウテンバッハーらが続いたがやはり、この曲を世に出したリバールの鮮烈な印象が強く、ヴィオッティ=リバールという図式が定着したのも頷ける。曲はバロック作品としては異例な程、優雅で魅力的なフレーズを散りばめた曲である。ソロが自由に活躍し、たっぷりと歌う協奏曲らしい曲である。リバールの独奏は全く優雅で明澄あり、切々と情感に訴えるタイプのソロ。この曲の決定盤と言われて当然の名演だろう。
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