商品コード:1274-034[La Voix De Son Maître] O.クレンペラー指揮フィルハーモニアo..cho. A.N.レーヴベリ(s) 他/ ベートーヴェン:交響曲9番Op.125「合唱」, 劇音楽「エグモント」Op.84~序曲 他
商品コード: 1274-034
商品詳細:オットー・クレンペラー(1885~1973)はEMIにベートーヴェン交響曲全集録音を行った。これはその中の一つで9番「合唱」である。録音は1957年ロンドン・キングズウェイ・ホール。近年CDなどでライブ録音がいくつも発売されたようでクレンペラーは頻繁に第9を演奏していたようである。しかしLPで聴けるのは英COLUMBIAに残した1957年のスタジオ録音だけである。クレンペラーの演奏に対し好き嫌いが有るのは当然であり、音楽は好みの録音を聴くのが最も精神衛生上好ましいのは言うまでもない。しかし、クレンペラーの「第9」をまだ聴いたことがない方で興味が多少でも有れば、機会があった時に聴いて見る事をお薦めする。他にも沢山の名演に恵まれた曲なので選択枝がありすぎて困る曲だろう。クレンペラー自体が好きでない方に敢えてお薦めはしない。フィルハーモニアo.時代のクレンペラーの特徴であるゆっくりしたテンポで大上段に構えた、多少大袈裟な演奏である。しかしこの大袈裟な演奏はベートーヴェンの中でも「第9」にはありだと思う。こじんまりした演奏よりは面白味がある。また当時の一流歌手陣の出演も嬉しい。英COLUMBIAの盤、特にステレオは高額なだけに実際にSAX 2276-7をお持ちの方がどれほどいらっしゃるかは不明だが、フランスでも発売されていて、オリイジナルではない1960年代プレスなら比較的リーズナブルな価格で入手ができる。今回1960年代後期のCVD 2048-9という再版が入荷したのでお勧めしたい。「第9」を得意とし、英国でも高い評価を得た録音である。
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