商品コード:1275-022[COLUMBIA] W.ギーゼキング(pf) / ラヴェル:Pf作品全集

[ 1275-022 ] Ravel, Walter Gieseking – The Complete Piano Works


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商品コード: 1275-022

作品名:ラヴェル:Pf作品全集/組曲「クープランの墓」(全6曲), ソナチネ, 高雅で感傷的なワルツ | 夜のガスパール(全3曲), 鏡(全5曲) | 前奏曲, 亡き王女のためのパヴァーヌ, ハイドンの名によるメヌエット, ボロディン風に, シャブリエ風に, 古風なメヌエット, 水の戯れ
演奏者:W.ギーゼキング(pf)
プレス国:フランス, France
レーベル:COLUMBIA
レコード番号:FCX 528-30
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×3, 箱入り3枚セツト, 3 single records
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:第1面2時に微かに3+微か~極小9回出るスレあり, 第5面4時に微かに7回出る凹あり
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---紺/銀音符内溝, 6時にMade in France, 3時に33 1/3 Tours minule, フラット重量, 表記されたレコード番号:33 FCX 528/33 FCX 529/33 FCX 530, Rights Society:DP, (P)なし, Price Code:Ⓐ, スタンパー/マトリクス:XAX 726-3N/XAX 727-3N・XAX 728-2N./XAX 730-11N・XAX 729-3N/- (ラウンド小文字スタンパー・英EMI/Pathéタイプ), EMIグループCOLUMBIA系英国録音モノラル製造を示すXAX***で始まりレコード番号を含まない英国型フランス専用マトリクス使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 175032/M6 175032・M6 174781/M6 17616・M6 174782/-, 再補助マトリクス:なし・パテキュラー(Patéculaire)はない, 英国型ラウンド本体とストレートM6スタンパーと2種併存のPathéプレス, 1950年代のスタンパーを用いた1956年頃の製造分, 旧番号存在せず, Disque incassable付レーベル存在せず, フランスでこれより古いレーベル存在せず, フランスで最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, EMIグループCOLUMBIA系英国音源の仏COLUMBIA製作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou., フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでの箱のオリジナル】---全6面紺クロス紙箱, ♬ COLUMBIAl, リブレット付き, 表記されたジャケット番号:FCX 528 à 30, Price Code:記載なし, 内ジャケに窓あり(初期タイプ・COLUMBIAの型押あり), 背文字:あり(金色押型・紺クロス紙背景), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Les Industries Musicales Et Electriques Pathé Marcon. Paris , 印刷:記載なし・フランス製, 旧共通デザインペラジャケでバラが存在する(同年製造), フランスでこれより古いタイプ存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:1954年12月10-12, /14-17日ロンドン・No.3 Studio, Abbey Road, London・でのモノラル録音, 録音技師:Francis Dillnutt, プロデューサー:Walter Legge & Geraint Jones, 英国では1956年頃Columbia Graphophone Company Ltd. Hayes・Middlesex・Englandによりコピーライト登録・同年英COLUMBIA:33CXS 1350/33CX 1351/33CX 1352のバラ3枚にて初リリース, 英国に箱はない, フランスでは1956年頃仏COLUMBIA:FCX 528-30(当装丁)にt初リリース・3枚目のみ片面盤・FCXS 530・(英国は1枚目が片面盤), フランスでは同年廉価盤として同一番号・共通デザインジャケット入りでバラ3枚でもリリースされる, 箱は当社初入荷の超希少タイトル!, 英国とフランスではカップリングが異なるのでミックスにはできない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★+

商品詳細:箱入り仏盤は超希少。ラヴェルの名演は数多くあるが、古典的名演としてギーゼキングを外す訳にはいかない。ラヴェルの持つ幻想性とイマジネーションを最も色濃く表現した演奏の一つと確信する。'70年代のスタイルから見ると所々にはしょりや誇張もあるが、それこそが彼の世界であり、唯一無二のピアニストとして永遠の生命を持つ所以だ。これが仏初出のラヴェル。英国では33CX 1350-2、バラ3枚で出ていた。仏は3枚ともフラット・プレス。ドビュッシー、モーツァルトとともに忘れてはならない曲集にギーゼキングのラヴェルがある。録音は1954年ロンドンのアビーロード・スタジオ。Walter Leggeがプロデュースしている。ラヴェルに関してはフランス系のピアニストも古い時期から全曲録音を行っているので、どの程度、早い時期かはあまり拘る必要はないがドイツ人の両親の下、フランスに生まれたヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)は生粋のフランス人ではない。しかしドビュッシーもそうであったが独自の哲学のようなものがあり、ギーゼキング流とでも言える一筆書きのようなスタイルも持っている。元々ドビュッシーやラヴェルのピアノ曲は、たいてい運指やペダルの指定がなく、これらは演奏者の判断に委ねられている。ギーゼキングの演奏は分析的であるとされるが、どうやらある部分で正しく、ある部分ではそうではない。細かい音が連なり、重なって一つのフレーズのように演奏されることが多い。テンポはかなり独自に変化し、近代の若手とはフレーズから異なっている場合が多い。ギーゼキングが重視したのは分析的なメロディーではなく曲が持つ独自の響きではなかったか?ギーゼキングは完璧主義とは全く逆の極端なパターンで、ひたすら楽譜を読み続け、演奏のイメージを頭の中で構築することが日課になっていたと本で呼んだことがある。ここにギーゼキングの本質があるだろう。すなわちギーゼキングが感じた「イメージ」こそが全てだったのでは?1970年代以降は殆どのピアニストがラヴェルを分析的に演奏する。ギーゼキングは「イメージ」で演奏する。だから何所か霧の中にいるような曖昧な印象が付きまとうが、霧が晴れてしまったら「イメージ」は吹き飛んでしまう。この曖昧さが幻想的と結びつくのだが、ぼんやりとしたノスタルジックなセピア色の曖昧さこそがギーゼキングの「イメージ」であり、魅力であると思う。

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