商品コード:1277-048p[La Voix De Son Maître] J.ウィリアムス(gt) / ソル:20の練習曲
商品コード: 1277-048p
商品詳細:ギタリストのジョン・ウィリアムス(1941-)はオーストラリア出身のクラシック・ギター奏者。アメリカの高名な作曲家であるジョン・ウィリアムズは同姓同名の別人であり、ウィリアムズではなくウィリアムスが正しいという事である。ロンドンの王立音楽大学や、夏の間はイタリア・シエナの音楽アカデミア"Chigiana"でアンドレス・セゴビアに学んだ。イギリス在住。アンドレス・セゴビアに賞賛されてデビューした。録音は主に米COLUMBIAだが実は1960年代から米WESTMINSTERにも録音がある。ウィリアムスを一躍有名にした曲は1978年、映画『ディア・ハンター』のテーマ曲「カヴァティーナ」である。また1979年から5人組プログレ・バンド(フュージョン・グループ)として現れたスカイの6枚のアルバムである。クラシック・ギター奏者ながら別のジャンルで名声を得たことから中にはクラシック・ギター奏者であることを知らない方がいるかもしれない。しかしバッハのリュート組曲全曲の録音もある。ファンが作成したディスコグラフィーによると、録音は意外にも古く1958年にDelyséなるレーベルにギター・リサイタル盤を初録音、その後1961年にL'Oiseau-Lyreに1枚、同年WestminsterにA Spanish Guitar、1963年にこのソル:20の練習曲を録音している。独1963年にはジャクリーヌ・デュ・プレと面を分け合う小品集を(CLP 1650)EMI系に録音している。CBSに移籍するのは1964年からで長らくCBSに籍が在った。レーベルの関係か米国では人気のギター奏者である。「ソル:20の練習曲」は1963年のWestminster録音(XWN 19039/WST 17039)が1回あるだけでこれは2回目録音ではない。この録音は同年英国 His Master's Voice:CLP 1702/CSD 1524でも発売され、このフランス盤は英国から回ってきたマスターから作られたフランス盤と思われる。ジョン・ウィリアムスの演奏はブリームらに比べるとテンポは揺らさず端正な演奏をする奏者である。故にセゴビアをトップとするファンには物足りなく感じるかも知れない。しかし強靭なタッチを持っており、アナログ感覚な演奏を聴くことができる。また他多少なりとも師匠であるセゴビアの影響があるとする見方が根強い。ウィリアムスが軽々と弾いてしまうので大した技術はないのではと考える方が居たらそれは大きな間違いである。クラシックギター演奏の技術の本質が表現されたお手本のよう名高い技術があるが故に簡単そうに感じるのである。ソルの練習曲にはそのことがよく表れている。ギター奏者なら一度は録音するソルの練習曲。一度じっくりと聴いてみれば理解されるはずである。
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