商品コード:1279-049[Disques A Charlin] H.ミュラー・ブリュール指揮ケルン室内o. E.ペンツェル, W.レックスット(hr) / ハイドン:交響曲73番「狩り」, 2Hr協奏曲, カッサシオン
商品コード: 1279-049
商品詳細:A.シャルラン自身の手による交響曲録音は、極めて少ない。シャルランは大手レーベルの大指揮者には興味が無かったようで、ケルンを中心に先進的な発想で活動していたM.ブリュールの録音を手掛けた。ブリュールの音楽は、リステンパルトらに共通するところがあり、有名ではないが、シャルランが目を付けたのも頷ける。同じDisques A CharlinにCL 38で交響曲72番と2台Hr協などの録音もある。大きくない編成の室内オケで、すっきりと各楽器の音まではっきりわかる。さすが名録音とお眼鏡にかなった演奏!ヘルムート・ミュラー=ブリュール( 933-2012)はドイツ・ライン州ブリュール生まれの指揮者。ヘルマン・アーベントロートに師事し、1964年以来、アーベントロートが創設したケルン室内管弦楽団の指揮者として活動を続けた。フランスのクリュヴ・フランセ・レーベルにもモーツァルトの交響曲数曲の録音があった。他バッハなどドイツ音楽の王道を得意としている。ミュラー・ブリュールはモダンな感覚を持っており、これまでの古典的手法に若干のピリオド的感性を取り入れたリズムと表現を加味したスタイルを持つ。その為どの曲にも躍動感が生まれている。しかし古楽器奏法ではなく、あくまでスパイスのように使っているのでこれまで古典演奏を聴き慣れた耳には違和感なく斬新に感じられる。これまで知っていた曲がなんとなくスタイリッシュな印象を受けるから不思議である。アンドレ・シャルランの感性を刺激したのだろう。ケルンといえばケルン市の音楽監督を務めていたギュンター・ヴァントが居るがヴァントとの直接の師弟関係はない様である。ケルン歌劇場の専属オーケストラである、ケルン・ギュツニヒ管弦楽団とは別の団体である。ただしケルン室内管弦楽団がギュンター・ヴァントの管理下にあったことは確かである。室内管弦楽団で演奏されて初めて本来の姿が楽しめる。
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