商品コード:1280-044[COLUMBIA] P.カザルス(vc) R.ゼルキン(pf) / ベートーヴェン:Vcソナタ2番Op.5-2, 「魔笛」による7つの変奏曲, 12の変奏曲
商品コード: 1280-044
商品詳細:1951年第2回ペルピニャンでのカザルズ音楽祭での米COLUMBIAによるモノラル・ライブ録音。英COLUMBIAでのカザルス関係は33CX 1088-93まで連番で計5枚がまとまって1953年発売、同年あと2枚のバッハ(Vcソナタ3番/協奏曲)があり、その後PHILIPSへ移った。33CXで発売されたP.カザルス(vc)R.ゼルキン(pf)とのベートーヴェン作品の発売はこの1枚のみで、他はPHILIPSから出ることになる。33CXで全て揃わない。しかし音質の柔らかさという点では英COLUMBIAプレスが最良なだけにこの1枚は貴重な盤である。1枚1枚それぞれ大切にするのが良い。ソナタ1曲と変奏曲2曲。米COLUMBIAとほぼリアルタイムの英国プレスは少ない。カザルスがまるで生きているように感じられる。ゼルキンのピアノにも生命感を感じる。欧州盤で聴ける幸福が理解されるだろう。二人は1951年と1953年のカザルズ音楽祭でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲と変奏曲2曲を録音している。カザルスは、かつてSP時代にホルショフスキーと全曲録音していたので、これは2回目録音となる。そのSP録音はあまり良い復刻LPがなく、全盛期のカザルスをしっかり聴けるとは言い難いのが現実。この2回目録音時、カザルスは既に70代の高齢となっていたが、技巧的な衰えは感じられず、高い精神性は衰える事はなかった。主観が強く癖のある演奏ではあるが、誰も真似の出来ない境地にまで達したチェロの神様の演奏には素直に耳を傾けることが得策である。感動的な名演であるといって間違いないだろう。殆どファミリーのような関係となったルドルフ・ゼルキンのピアノがカザルスの魅力を最大限に引き出している。米国盤なら簡単に網羅できてしまうが、簡単ではない方が燃えるのがコレクター魂ではあるまいか? 残りの曲はPHILIPSで揃えられると思う。
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