商品コード:1281-056p[CAPITOL] J.シュースター(vc) L.ペナーリオ(pf) / ラフマニノフ:VcソナタOp.19
商品コード: 1281-056p
商品詳細:チェロ奏者、ヨーゼフ・シュースター(1903 - 1969)はトルコ・イスタンブール生まれのロシア系。グラズノフの後押しで10歳でペテルブルク音楽院に入学する。1917年のロシア革命で家族と共にベルリンに逃れ、ベルリン高等音楽学校に入学してフーゴ・ベッカーの薫陶を受ける。1929年、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー配下の栄えあるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団にチェロ独奏者として入団した。1934年にドイツを去ってニューヨークに移住する。ニューヨークでのデビューは批評家に大評判となり、招かれてニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ独奏者となる。1940年代後半に、ソリストとしての活動に専従するためニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団を退任する。キャサリン夫人と息子ジョンとともに1947年にカリフォルニア州のビバリーヒルズに転居し、これ以後は国内外で演奏旅行を行い、リサイタルを開くだけでなく、偉大な指揮者や主要なオーケストラと共演した。使用楽器はエマヌエル・フォイアーマンのかつての愛器(1720年製のゴフリラのチェロ)を入手して愛用した。米VOXとCAPITOLに録音がある。欧州レーベルには録音がなく、知名度は低いがVOXではカサドに次ぐ看板チェロ奏者だった。割合重い音を出せるタイプ。ラフマニノフのチェロ・ソナタ ト短調は1901年に作曲された最後の大規模な室内楽曲となった。4楽章構成の長い作品。友人アナトーリー・ブランドゥコーフに献呈され、1901年12月2日にブランドゥコーフと作曲者自身のピアノによってモスクワで初演されている。ダニイル・シャフラン、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ポール・トルトゥリエなどが録音しているがメジャー作品とまではいかないようである。ラフマニノフは他にチェロとピアノのためのロマンス ヘ短調、チェロとピアノのための2つの小品 作品2などのチェロ用室内楽を書いている。チェロ好きの方に是非!
シュースターの在庫一覧へ