商品コード:1281-023n[WIFON] J.オレイニチャク(pf) K.コルト指揮ワルシャワ国立po. / モーツァルト:交響曲34番K.338, Pfと管弦楽のためのロンドK.382, 386
商品コード: 1281-023n
商品詳細:1979年の録音。1970年代頃から、マクシミウク等の出現によって、ポーランドのオケも飛躍的に国際水準になった。それに伴って、新しい世代の新鮮な感性を持った演奏家達も現れた。指揮のカジミエシュ・コルトは、1930年ポーランド生まれ。ピアノのヤヌシュ・オレイニチャクは、1952年ポーランド、ヴロツワフ生まれ。ショパン弾きとしてスタート。ここに聴く2曲のロンドは、なかなかのもの。明らかに新しい世代に共通した、クリアーで明快な表現力と穏やかさを感じる暖色系の音色が魅力。心温まるモーツァルトだ。B面に入る2曲のオレイニチャクによるPfと管弦楽のためのロンドが非常に良い。ポーランドの放送局関連の新興レーベルWifonは1978年にダリウシュ・レテルスキにより創業し、1979年頃から発売を開始した新しいレーベル。それまで国営レーベルであるMUZAだけだったポーランドにも数社の民間レーベルが現れ、音楽業界は活況らしい。正式な会社名はPrzedsiębiorstwo Nagrań Video-Foniczne "Wifon"。第1号LPであるLP-001はやはりヤヌシュ・オレイニチャクのショパンで1979年にリリースされた。1970年第8回ショパン国際ピアノ・コンクール第6位受賞、1972年アルフレッド・カセッリ・国際音楽コンクールでは4位入賞。ショパンを題材としたイェジ・アントチャク監督の2002年の映画『ショパン 愛と哀しみの旋律』と同じ2002年のロマン・ポランスキー監督の『戦場のピアニスト』ではピアノ・パートのほとんどを録音した。またアンジェイ・ジュワフスキ監督の映画『ソフィー・マルソーの愛人日記』ではショパン役を演じた。第17回と第18回フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクールでは審査員を務めた。ポーランドが誇るピアニストである。日本では無名に近いがポーランドの生んだ英雄として多くの文化賞を受賞している。穏やかな表情で少し硬質な音色を上手く使い、モーツァルトらしさを表現している。
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