商品コード:1283-055[MERCURY] A.ドラティ指揮ミネアポリスso. ミネアポリス大学ブラス・バンド 他/ チャイコフスキー:序曲「1812年」Op.49, ベートーヴェン:ウェリントンの勝利Op. 91
商品コード: 1283-055
商品詳細:米Mercury録音の欧州プレスについては、毎回書いているが、理想的なプレス。超HiFiである上、強い音はそのままで、トゲトゲしさを丸めた見事な再生音。RCAよりもアメリカの本来の音に近く作ってある。しかし乾いた音はまったくなく、潤いを加えた感じ。このドラティも、彼の持ち味である大袈裟とも言える超ダイナミズムはそのまま生かしている。元々の録音は非常に良いので、再生音が欧州の音質になってくれればクオリティの高いまま聴きやすい音になる。しかし全面的に変えることはできず、鋭い音は残るので期待し過ぎるとがっかりするので注意が必要。トーンコントロールを使えばレベルの調節は出来る。しかし米国MERCURYは何故にここまで耳をつんざくような鋭い音を作ったのか理解に苦しむ。ドラティの序曲「1812年」はA.ドラティ指揮ミネアポリスso.を代表する録音でモノラル/ステレオともにオーディオファイルプレス! ドラティの序曲「1812年」は1954年モノラル録音と1958年ステレオ録音の2種存在。こちらは特に有名な1958年の2回目録音で大砲とカリヨンの実音入りとして知られる。ニューヨーク・リバーサイド教会にあるローラ・スペルマン・ロックフェラーチャペルのメモリアル・カリヨンを使用。鐘の音はこの教会で収録された。カノン砲はこちらも米陸軍士官学校所蔵の(1775年製)ナポレオン時代の実物を使用している(BRONZE CANNON Douay France 1775)。大砲の音だけこの米国陸軍士官学校(ウエスト・ポイント)で収録。米国盤にはテレフンケンM56マイクロフォンを使用とまで記載されている。ミネアポリス、ノースロップ・オーディトリウムで録音された。ホールトーンは入れず生々しい音質にしている。米国盤のジャケットの表紙は印象的なカノン砲のイラストデザイン。元々低音成分を少なめにイコライジングされており、シャープですっきりした音質に仕上げられている。残響時間を可能な限り短く調整していて、ライブ感よりリアル感を重視した音質に仕上げた。いかにもMERCURYですという音!欧州盤で聴けばうるささは低減しているのでお勧め!尚、米国MERCURYとフランス/オランダMERCURYはカップリングが異なる。イタリア奇想曲Op.45の代わりにベートーヴェン:ウェリントンの勝利(戦争交響曲) Op. 91が入る。
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