商品コード:1283-054[MUZA] R.トーテンベルク(vn) S.ヴィスロツキ指揮ワルシャワ国立po. / バッハ:Vn協奏曲1番B.1041, Vn協奏曲2番B.1042
商品コード: 1283-054
商品詳細:ポーランド生まれのトーテンベルクのバッハ協奏曲。勿論、MUZAがオリジナル。今までETERNAの10"でしか見た事がなかった。さすがにMUZAの初期プレスはSPのように存在感が強い。古い録音なので材料が悪く多少のノイズはあるが鮮度の高い音質。ETERNAの10"よりリアリティで勝っている。今まではトーテンベルクはバッハ無伴奏が知られていたがそれは1970年代西側録音だった。これはトーテンベルクの最初期地元録音。スタイルは古典的なヴィルトゥオーソの一人で1950年代の名手に共通するものもあるが、どちらかと言えばクールビューティ・タイプ。常に穏やかな表情で大袈裟な表現を嫌っていたようだ。少々大人しく感じるかも知れないが、押さえた美学を持ったソリストだった。バッハ協奏曲ファンには滅多に出ないMUZA初期盤!音質は非常に良い!ロマン・トーテンベルク( 1911- 2012)はポーランド・ウッチ出身のヴァイオリニスト。6歳でヴァイオリンを始め、ミエチスワフ・ミハロヴィチにヴァイオリンを学ぶ。1923年にワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団と共演してデビューを果たし、その後、ベルリンに留学してカール・フレッシュ門下となった。1931年には国際メンデルスゾーン賞を受賞し、パリでピエール・モントゥーやジョルジェ・エネスクらと共演し、ダリウス・ミヨーの知己を得た。1935年にはイギリスとアメリカに演奏旅行を行い、成功を収めた。1938年にはアメリカに移住している。その後は、アメリカを中心に演奏活動を展開し、アルトゥール・オネゲルの無伴奏ヴァイオリン・ソナタのアメリカ初演、ウィリアム・シューマンのヴァイオリン協奏曲、クシュシュトフ・ペンデレツキのカプリッチョなどの初演を担当した。また、教育活動にも従事し、アスペンやタングルウッドで継続的に後進の指導に当たったほか、1961年から1978年まではボストン大学の弦楽器部門の主任教授を務めていた。2012年米国マサチューセッツ州ニュートンで没。
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