商品コード:1284-016p[Le Club Français Du Disque] K.リステンパルト指揮ザール室内o. ザールブリュッケン音楽院cho., U.ブッケル(s) J.シュテンプフリ(bs) / バッハ:カンタータ140番, カンタータ57番
商品コード: 1284-016p
商品詳細:リステンパルトのLe Club Français Du Disque録音の一つだが、このシリーズは、どれも素晴らしい仕上がりだ。録音はザールランドのドイツ側で行われており、様式的には完全にドイツのものだが、フランスのセンスを持ち込んだことが成功している。録音も良く、ずっしりしてしまいがちなこの時代のカンタータ録音において、非常にバランスの良い演奏。140番というメインになる曲でもリステンパルトのセンスは抜群。明快なソロ楽器と合唱とのコントラストが美しく、指揮者の力による所が大きい。リステンパルトは1950年前後まだベルリンに居た頃から放送録音で盛んにバッハのカンタータを録音していて、当時ドイツで最もカンタータに精通していた指揮者の一人であることは疑いの余地がない。しかしドイツのDGGやELECTROLAなどのメジャーレーベルはリステンパルトに対し冷淡であった。それで団員ごとベルリンからフランスに近いザールブリュッケンに移住することになったのではなかろうか。それともF.レーマン等のスタイルと比べ、時代の先を行ってしまっていたからだろうか。そのあたりは実際に耳にしてご判断いただきたい。フランス・レーベルにはDF時代からカンタータ録音がある。
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