商品詳細：戦後のチェンバロの復興者、ズザナ・ルージチコヴァー(1927-2017)によるフランス組曲全集。チェコ人の父とユダヤ人の母のもとボヘミア西部の都市プルゼニに生まれ、'43年から終戦まで母と複数の収容所に送られた。ホロコーストからの生還後、プラハ音楽院に入学。51年より教鞭を執ったが、その活動は度々迫害を受け制限された。'56年ミュンヘン国際コンクール優勝を機に、活動拠点は国内から西側諸国へと展開。'60年代にはERATOとSUPRAPHONの共同制作でバッハ鍵盤楽器作品全集の録音を始め、それらも含めて65枚のアルバムを発表している。SUPRAPHONでは'50年代からの録音があり、初期リリースではリサイタルのような配曲で収録されていたが、'70年代後半からはカップリングが変わり曲種ごとに纏められた。明るさの中にも強い精神力を感じさせる音に、芸術に対する彼女の尽きることのない信念が感じられる。(KT)

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