商品コード:1287-025[PHILIPS] イ・ムジチ M.T.ガラッティ(cemb) / モーツァルト:アダージョとフーガK.546, ディヴェルティメントK.137, 138, ジョルダーニ:Cemb協奏曲

[ 1287-025 ] Mozart, Giordani, I Musici – Adagio Et Fugue, K. 546 - Divertimenti, K. 137 Et K. 138 / Concerto Pour Clavecin, Et Orchestre A Cordes


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商品コード: 1287-025

作品名:モーツァルト:弦楽四重奏曲のためのアダージョとフーガK.546, ディヴェルティメントK.137(ザルツブルク・シンフォニー2番) | ディヴェルティメントK.138(ザルツブルク・シンフォニー3番), T.ジョルダーニ:Cembと弦楽オーケストラのための協奏曲 ハ長調
演奏者:イ・ムジチ M.T.ガラッティ(cemb)
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:L 02274 L
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:A面3時に無音小スレあり
レーベルタイプ:【フランスでのモノラル・オリジナル】---赤白>Tresors Classiques外溝, 外周2.5cmに軽度の盛上り(カマボコ), 厚手(グルーヴガード以前の厚手盤), Rights Society:DP, Ⓟなし, スタンパー/マトリクス:AA 02274 1L 380 PHI/AA 02274 2L 380 PHI (ラウンド小文字マトリクス・仏PHILIPSタイプ), PHILIPS規格・モノラル製造を示すAA***で始まりレコード番号を含むフランス型フランス専用スタンパー使用, 補助マトリクス:A1/A1, 再補助マトリクス:なし, 380は編集/カッティングマスターがC.I.D.I.S. Louviersで行われたことを示す(フランスのみ使用), Pathéプレスではない, 1900年代のスタンパーによる1961年頃製造分, フランスに旧番号存在せず, 赤/銀Minigrooveレーベル存在せず, フラット盤が存在せず, フランスこれより古いモノラルレーベルは存在せず, フランスでのモノラル最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず(1L/2Lが最古), ステレオ存在する, RIAAカーヴである, カッティングマスター:C.I.D.I.S. Louviersの技師, PHILIPS音源の仏PHILIPS製作プレス, 工場:Société Phonographique Philips, フランスでのモノラル・オリジナル, original mono in France
ジャケット:【フランスでのモノラル・オリジナル】---三方開両面厚紙背灰布貼, 上部に>Collection Trésors Classiques, 表記されたジャケット番号:L 02274 L, Price Code:Artistique, 背文字:あり(金色押型:灰布背景), レコードホルダーに蓋付(PHILIPS刻印あり), ジャケット裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでモノラルはは当ジャケットである), 制作:Société Phonographique Française Polydor S.A, 印刷:Imprimerie Jean Colombet Paris-XV 12, フランスでこれより古いモノラルタイプ存在せず, フランスでのモノラル・オリジナル, original mono in France
トピックス:K.546:1958年10月10/20日・他3曲:1960年10月ローマでのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, フランスでは1961年Société Phonographique Française Polydor S.Aによりコピーライト登録・同年仏PHILIPSからモノラル:L 02274L(当装丁)にて初リリース, 同年ステレオ:835 155 LY(ピンク/黒HI-FI STEREO外溝 →〇←レーベル・三方開両面厚紙背緑布貼, HI-FI STEREOロゴ→〇←ジャケット入り)にて初リリース, オランダ盤の情報がなく発売されたのか不明, これはフランスでの初年度リリース分のモノラル・オリジナル!, 表紙にK.138 et K.139とあるがK.137とK.138の誤植である, 過去に盤質7以上の入荷はない, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:モーツァルト3曲、A面全部とB面の半分まで使用するので、モーツァルトのLPと言っても良い。残りのB面半分にジョルダーニのCemb協奏曲を収録。この曲がなかなか良い。第1曲目は短調だが、2曲はディヴェルティメント。全体を包み込む、イタリアの燦々と降り注ぐ太陽の匂いを感じる。イ・ムジチは日本盤があまりに量産された為か、今まで安っぽいイメージだったが、仏HiFistereoで改めて聴くと、適度な明るさ、軽快さ、人懐っこさがあり、リステンパルトと勝負できる一大勢力とわかる。アダージョとフーガK.546はハ短調で始まる深刻なメロディーがモーツァルトらしからぬ曲。弦楽四重奏としても演奏されるが、一部でチェロとコントラバスが分けて書かれているところがあり、弦楽合奏のための編曲だろうとも言われる。元は「2台のクラヴィーアのためのフーガ K.426」を編曲してアダージョを追加した作品らしい。2つのヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバスという楽器指定の弦楽四重奏曲のための曲だが弦楽合奏で演奏されることが多い。同じ弦楽四重奏曲のためのディヴェルティメントK.136-8のような誰もが知る曲ではないが、この多分に不協和音も盛り込んだ短い曲ながら強烈なインパクトを持つ作品。この不気味とも言える曲をLPの先頭に持ってきた配置がなかなか功を奏して。次に来る 変ロ長調のK.137に上手く繋がっている印象。このLPでは何故かもっとも有名なK.136ではなくザルツブルク・シンフォニーの2番K.137を持ってきた所がミソだろう。ジョルダーニIのCemb協を入れなければ長さ的にK.136は入ったはずだが、敢えてカップリングせず、B面の先頭にザルツブルク・シンフォニーの3番K.138を置いている。これらザルツブルク・シンフォニー2/3番に光を当てた意向のようである。その意向に最大限の効果を上げているのが先頭のアダージョとフーガK.546である。B面後半のトンマーゾ・ジョルダーニ(1730 - 1806)はイタリア・ナポリで生まれの作曲家。モーツァルトの26年後に生れている。このCemb協奏曲が当LPの4曲中もっとも明るく一般的な意味でモーツァルト風味を感じるのである。この逆説的で皮肉めいた選曲の妙が当LPの魅力に他ならない。最後のジョルダーニを聴いて初めてこのLPの製作意図が理解されるのである。ステレオは高額!

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