商品コード:1287-015[Les Discophiles Français] M.クーロー指揮シュトゥットガルト器楽声楽Ens. F.ザイラー(s) F.ヴンダーリヒ(t) R.ティッツェ(bs) R.バルヒェット(vn) 他/ バッハ:カンタータ21番, カンタータ50番
商品コード: 1287-015
商品詳細:最近のリステンパルトの人気の影に隠れてしまった感のあるクーローだが、実はこのDF時代の録音はリステンパルトに勝るとも劣らない内容だった。彼はこの後Philipsに多くの録音を残したが、やはりこのDF録音を超えられなかった。21番で見せるシリアスな空気感は研ぎ澄まされ、オブリガートに続く合唱は見事の一言。リステンパルトに全く引けを取らないバッハ的な佇まいを見せた。第一級の演奏といって間違いない。前奏の3分程度で心は一気にバッハに没入できる。B面の4/5まで21番が続く。B面頭からデュオで始まるが歌手二人とも最適任と言える上手さ。特にソプラノのザイラーのこの時代の稀有な可憐な声に胸を打たれる。B面5分程度だがカンタータ50番は大天使ミカエルの祝日の為に作られた、合唱のアクセントが印象的な名曲。DFではバッバのカンタータをクーローとリステンパルトで分けて録音、21/50番はクーローの担当になった。リステンパルトはLe Club Français Du Disqueでカンタータ(別曲)を録音している。マルセル・クーロー(1912 - 1986)はフランスのリモージュの生まれ。 アンドレ・マルシャルにオルガンを師事し、パリのエコール・ノルマルで和声法を修めたあと、パリ音楽院でナディア・ブーランジェに作曲法の薫陶を受け、シャルル・ミュンシュに指揮法を学んだ。1954年シュトゥットガルト・バッハ合唱団の指揮者として活動。DF、PHILIPSなどに多くのバッハ・カンタータ録音を残した。宗教曲指揮者の草分けである。DFというレーベルを信頼していただければ間違いはない。R.バルヒエット(vn)を含む器楽陣も超一流!これを聴く限りクーローもリステンパルトも同等のレベルで大きな違いは感じられない。レーベルが音楽における殆どを創作しているといって過言ではない。
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