作品名：ショパン:4つのバラード/バラード第1番 ト短調 Op.23--バラード第2番 ヘ長調 Op.38-- | --バラード第3番 変イ長調 Op.47--バラード第4番 ヘ短調 Op.52

レーベルタイプ：【旧ソ連での第2版世代】---白/黒ゴシック内溝, CTEPEO 〇〇33, グルーヴガード厚, 表記されたレコード番号:C10-06983/C10-06984, ГОСТ 5289-80, TУ-なし, Repertoire group:Вторая гр2, .Price Code:1-20, Год выпуска(発行年):なし, スタンパー/マトリクス:C10-06983 3-2/C10-06984 3-1 (ラウンド小文字スタンパー・MELODIYA通常タイプ), 露語表記・国内仕様, 1970年代のスタンパーによる1982年頃製造分, プレ・メロディア/DLレーベル存在せず, SLレーベル存在する(1977年分), ГОСТがある場合ГОСТ 5289-73が最初(当盤ではない), 最古レーベル・最厚プレスではない, 更に古いマトリクス存在するか不明, モノラル存在せず, RIAAカーヴである, MELODIYA音源のMELODIYA製作プレス, 内溝のあるレニングラード「Leningrad」レニングラードスキー工場製作, 第2版世代, 2nd isuue

ジャケット：【旧ソ連でのオリジナル世代】---両面紙ペラ(レニングラード), 表記されたジャケット番号:C10-06983-4, Price Code:なし, 背文字:なし(黒色・クリーム背景), (P)(C)なし, Price Code:Цена 1 руб. 45 коп, 露語表記・国内仕様, ジャケット裏年号:Apt. 10-9 Зак..701-T-520, 製作/印刷:Ленинградский Завод Грампластинок, 国内仕様のオリジナル世代, original generation

トピックス：1977年又はそれ以前の旧ソ連でのステレオ録音, 録音技師:V.Skoblo, プロデューサー:I.Chumakova, 1977年頃MELODIYA:C10 06983(SL・シングルレターレーベル)にて初リリース, 4つのスケルツォとWジャケットになったタイプも存在する(C10 06983/07067), これは1982年頃製造のゴシックレーベル第2版盤が1977年製造のオリジナル世代ジャケットに入るケースで初期盤, 当プレスでも高音質である, 超絶技巧派ピアニストのバラードもなかなか素晴らしい, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細：ロシアン・スクールの鬼才、ニコライ・ペトロフ。1943年モスクワ生まれ。ロシアではギレリス、リヒテル後の大物として人気は高い。確かにその経歴は見事、ヴァン・クライバーン・コンクール2位、エリザベート王妃コンクール優勝、「鋼鉄のタッチと万華鏡のような音色」と称賛を得ている。ネイガウスの高弟、Y.ザークの門下生、中でもとびきりの技巧の持ち主。ロシアでもトップクラスの頭がクラクラするような超絶技巧の持ち主である。聴くのも大変なLPだがロシア人はここまでしても技巧曲を弾きたがるらしい。サーカス顔負けの離れ業のような録音が多いペトロフだが、今回はじっくりと味わえるショパンのバラード4曲の録音。とはいえ、これまでの伝統的な演奏では勿論ない。ゆっくりしたテンポながらペトロフならではの解釈が加わりセンスの良さでだけでなく、趣味の良い表情を見せる。「ロシアの重戦車」とあだ名を付けられるほどメカニック重視のピアニストとは思えない情緒豊かな感性も持っているようだ。ここまで上手いと、ピアノという楽器への限りなき探求心に飽きれるほどである。モスクワ音楽院教授を務めていたらしいが、2011年に亡くなったらしい。どんどんアナログ世代の現役が居なくなっている。第2世代に特長的な超絶技巧派に属するペトロフがしっとりをショパンを弾いて、聴き始めてしばらくはゆったりした遅いテンポの抒情的演奏が続くが、時折隠し球をわずかに見せる際どい裏技が聴きどころである!ロシアン・スクール生にしかできないサプライズを秘めたショパン!こういうショパンを聴いてしまうと、こちらも魅力的に感じてしまう!

ペトロフの在庫一覧へ