商品コード:1288-026[ERATO] K.レーデル指揮ミュンヘンso. / モーツァルト:交響曲39番K.543, 41番K.551「ジュピター」
商品コード: 1288-026
商品詳細:モーツァルトのジュピター交響曲は名曲だけに、どれに決めるかは迷うところ。そんな中このK.レーデル盤は、'50年代初めという時代によくぞこれだけのバランスの良い録音が出来たものだと感心する。あのたたみ掛けるようなテーマは強くて軽快かつ重厚。全体にすっきりした雰囲気が漂い、まさにモーツァルトの世界を展開している。手書きスタンパーの初期レーベル。珍しいピンク色のジャケットに入る。当時ERATOでバロック演奏と言えばK.レーデルとJ.F.パイヤールであった。よくこれだけのバランスの良い録音が出来たものだと感心する。全体にすっきりした雰囲気が漂う。バロック演奏といっても、がっしりとした土台の上に構築された堅牢な古代遺跡のような重厚なプロポーション。しかも洗練された表現で時代を経ても古くならない基本をしっかり踏襲した演奏。ドイツ系作品ならK.レーデルに任せれば間違いない信頼感がある。クルト・レーデル( 1918 - 2013)はドイツの指揮者、フルート奏者。レーデルは1945年までドイツ領であった生地のブレスラウ(現ポーランド領ウロツワフ)の音楽院で指揮、フルート、ヴァイオリン、作曲、音楽史を学び、1938年、20歳の時にマイニンゲン州立オーケストラの首席フルート奏者になった。同年、早くもザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で、教授職に就き、1941年にはミュンヘンのバイエルン国立オーケストラの首席に就任。1946年から1956年にかけて今日のデトモルト音楽大学の前身である北西音楽アカデミー教授としてフルートを教えた。彼の教え子にはカールハインツ・ツェラー、パウル・マイゼンがいる。1952年にミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を創設、音楽監督を務めた。数多くのコンサートを行い、1960年代にエラート・レーベルにバッハやハイドン、モーツァルトを数多くレコーディングし、レコード賞を受賞している。また20年間にわたり、自ら創設したルルド音楽祭を率いると同時に、ヨーロッパの重要なオーケストラとも共演した。彼の活動に対して、レコード大賞、パリ・オペラ座オルフェウス賞、エジソン賞、ドイツ連邦一等功労十字賞が授与されている。ここでは自身が創設したミュンヘン・プロアルテo.のソリストと共に、フルート奏者としても録音に参加している。モーツァルトだけでなくバロック作品全般において当時最も最も信頼のおける団体であることは間違いない。
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