商品コード:1288-016[ERATO] F.ヴェルナー指揮バーデン・バーデン南西ドイツo. ハインリヒ・シュッツcho. I.ライヒェルト(s) M.ベンス(a) 他/ バッハ:カンタータ147番, カンタータ160番
商品コード: 1288-016
商品詳細:ERATOでは最初の録音になる。F.ヴェルナーの一連のカンタータシリーズだが、番外の最初期録音が2枚あり、その内の1枚。モノラル録音。1957年シャルル・クロ・ディスク大賞。再版があるので気をつけなければならない。ヴェルナーのカンタータなら失敗は無い、そう言えるほど、ヴェルナーには信頼がおける。ポジティーフOrgが効果的に入り、この時代としては非常に見通しの良い演奏。バッハの重厚さもたっぷり。名盤の一つ!147番は1963年に再録音されLDE 3282/STE 50174で発売。160番は再録音されずこれが唯一の録音となった。バッハのカンタータをドイツではなくフランス・レーベルが発売した結果となったが、フリッツ・ヴェルナー(1898- 1977)はベルリン出身の合唱指揮者で、ベルリン大学、プロイセン芸術アカデミーなどで学び、ゲオルク・シューマンらに作曲を師事した。1935年、バーベルスベルクのベツレヘム教会のオルガニスト兼音楽教師となった。1936年にポツダムのニコライ教会のオルガニスト・カントルとなり、1938年には教会音楽監督に昇進した。1939年にはラジオ・パリの音楽ディレクターとなった。第二次世界大戦後の1946年にハイルブロンのキリアン教会のオルガニスト・カントルとなり、1964年まで務めた。1947年、ハイルブロンでハインリヒ・シュッツ合唱団を創設し、1973年まで指導にあたった。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの多くの受難曲/オラトリオ/モテット/カンタータの録音を残した。多くの声楽家や、トランペットのモーリス・アンドレ、ホルンのヘルマン・バウマン、オルガンのマリー=クレール・アランなどの独奏者を招き、ハイルブロン・ヴュルテンベルク室内管弦楽団や南西ドイツ放送交響楽団などと共演している。カール・リヒターより28歳年長でLP世代では最も古い世代のバッハ指揮者であった。カール・リヒターに飽き足らない方は是非聴いていただきたい。ヴェルナーがERATOに残したカンタータ集は西側の良心というべき完成度があり、東のG.ラミンのライプツィヒに対抗しうる最強の録音群である。
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