商品コード:1289-036[COLUMBIA] E.シュヴァルツコップ(s) G.ムーア(pf) / ヴォルフ:ゲーテ詩集~14曲
商品コード: 1289-036
商品詳細:1956~57年録音、翌59年SAX 2333と同時発売、どちらもレア。幾つかあるG.ムーアとの歌曲の一つ。1970年代に入って、既に全盛期を過ぎた苦しそうな発声は目を覆うばかりだ。1958年彼女にとっては絶頂期で、録音も多くこなしている。ヴォルフを聴くというよりシュヴァルツコップを聴くというのが正しいLP。ドイツ語を特に大切にしていた彼女の言葉の裏に潜むエネルギーまでも表出しようとしているのが解る。現代曲ではあるが、彼女の歌の魅力を聴くのに最適な一枚。ステレオは特に希少でフランス・ステレオ:SAXF 256はなんと当社28年目にして初入荷!シュヴァルツコップにとってヴォルフの歌曲は特別なものである。シュヴァルツコップがのちに夫となる英EMIレコードのプロデューサー、ウォルター・レッグと出会い、オーディションを求めた際にウォルター・レッグはヴォルフの歌曲『誰がお前を呼んだのか』(Wer rief dich denn)を様々な表情で繰り返し歌わせるというオーディションを一時間以上にもわたって行ったといわれる。シュヴァルツコップは見事に応え、英EMIとの専属録音契約を交わした。レッグはシュヴァルツコップのマネージャーと音楽上のパートナーとなり、1953年に二人は結婚することになる。シュヴァルツコップは1956/1957年と1961/1962年に2種のヴォルフの歌曲を録音している。シュヴァルツコップの録音レパートリーはプロデューサーという立場から殆どウォルター・レッグが決めていたと言われ、この録音も当然ウォルター・レッグの意図が反映したものであることは言うまでもない。「オペラ歌手」シュヴァルツコップという触れ込みで世に出た彼女だったが、シューベルト、モーツァルトなど多くの歌曲録音も行い、世紀の歌姫が作られていった。1956/1957年はまだまだステレオ最初期である。ステレオ・プレスは当然非常に少ない。更にはステレオ後進国であったフランスではステレオ盤は更に少なくなるのである!
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