商品コード:1290-037pb[Le Club Français Du Disque] R.アルベルト指揮ミュンヘンpo. / シューマン:劇音楽「マンフレッド」Op.115~序曲, 交響曲1番Op.38「春」
商品コード: 1290-037pb
商品詳細:指揮者のルドルフ・アルベルト( 1918- 1992)はフランクフルト生まれのドイツ人。Rudolf Alberth,が正しい綴りだが1960年頃まではAlbertの姓を名乗った。地元の音楽院で学び、バーデン=バーデンの南西ドイツ放送のディレクターとヘッセン放送のディレクターを歴任し、1949年にミュンヘンのバイエルン放送交響楽団の指揮者陣に加わった。1950年代からオリヴィエ・メシアンの知己を得て、1956年に《異国の鳥たち》の初演を指揮している。1964年からニーダーザクセン交響楽団の首席指揮者を務めたが、1968年には辞任している。 以後フリーランスの指揮者として活動した。ミュンヘンにて死去。いきさつは不明だがフランスのレーベルLe Club Français Du Disqueに意外なほど多く録音がある。特にピアニスト、P.v.シルハフスキー(pf)との共演でモーツァルト:Pf協奏曲を数曲録音している。またヨアン・フィールド(vn)との共演でベルリンso.とTELEFUNKENにブルッフなどの協奏曲を録音。最も知られる録音ではP.マカノヴィツキー(vn)とのブラームス:Vn協奏曲だろう。このように協奏曲録音が多い為、目立つことはないが単独での管弦楽録音がストラヴィンスキー:春の祭典、組曲「火の鳥」、3楽章の交響曲、ペトルーシュカなど3枚分、他ワーグナーの管弦楽、チャイコフスキー:交響曲4番などがLe Club Français Du Disqueにある。これは当社でも初入荷となる珍しいタイトルで、このレーベルでは最初のシューマン交響曲作品である。冒頭の「マンフレッド」序曲は独唱・合唱とオーケストラのための劇音楽「マンフレッド」の序曲である。それに続いて交響曲1番「春」。地味で目立たない脇役的印象の指揮者だが、これだけ沢山の録音を行ったわけで遥かに水準を超えた指揮者であることは疑いない。確かに抑え気味な表現であり、爆演タイプではない。職人のような安定してそつなくこなすタイプの指揮者である。序曲は凡庸と感じたが、交響曲1番ではなかなかの出だしで始まり、抑揚に富んだ演奏である。全体に大人しい印象を与えるがそれがルドルフ・アルベルトの資質なのだろう。因みにLe Club Français Du Disqueでシューマンの交響曲は1番をルドルフ・アルベルトが担当。3/4番をギュンター・ヴァントが担当した。2番は未だ不明、録音がない可能性もある。
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